ガッサーン・カナファーニーの作品
投稿者: imonoyamashotengai 投稿日時: 2005/07/11 01:58 投稿番号: [9332 / 20008]
ガッサーン・カナファーニーの日本語で読める作品
<現代アラブ小説全集
第七巻>(河出書房新社)
「太陽の男たち」
「悲しいオレンジの実る土地」
「路傍の菓子パン」
「盗まれたシャツ」
「彼岸へ」
「戦闘の時」
「ハイファに戻って」
<現代アラブ文学選>(創樹社)
「ハイファに戻って」
「占領下パレスチナにおける抵抗文学」
<季刊前夜創刊号>(影書房)
「ガザからの手紙」
<季刊前夜第2号>
「スロープ」
<季刊前夜第3号>
「ラムレの証言」
<季刊前夜第4号>
「まだ幼かった、あの日」
(季刊前夜掲載の作品の訳と解題を岡真理女史が行っています。)
ガッサーン・カナファーニーの作品で、日本語で読めるものは以上だと
思います。
上記二冊は絶版です。中古市場でもなかなか入手困難のようです。
「現代アラブ文学選」は中古で入手できましたが、
「現代アラブ小説全集
第七巻」は、Amazon、楽天フリマ、古書のサイトでも
入手できなかったので、仕方なく、図書館で借りて読みました。
私が最も気に入ったのは「ハイファに戻って」です。
なんとも難解な議論が長々と展開されるのですが、文学作品としては、
優れているとも思えないのですが、私はそもそも文学作品として読んでいません。
1967年の第三次中東戦争後、パレスチナの人々が、一時的にイスラエルの元の
自分達の家に立ち寄ることができるという設定なのですが、これは歴史的事実
なんでしょうか?
それとも、小説の設定であるフィクションなのかも分かりません。
イスラエルの威光を誇示するというか、宣伝の為だと書かれているのですが、
パレスチナ人が、イスラエルの個々の市民の家にふらっと立ち寄るなんてことは、
実存的な深刻な対話を行うという意味では、実に有意義なことだとは思うのです
が、中には険悪になって、喧嘩、傷害事件等々も充分予想されるので、本当に
こんなことが行われたのか疑問です。
この作品では、延々と双方の議論が展開するのですが、内容的には
とても面白く、興味深いのですが、少々論理的過ぎるとも思います。
その為、文学作品としては硬すぎると思います。
彼の作品は、ずっしりと重くのしかかってくる作品ばかりです。
とても重いテーマですからね。
1948年のナクバ(大災厄)について、小説ではありますが、
初めて少々イメージが湧きました。
これは メッセージ 7223 (imonoyamashotengai さん)への返信です.
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