イスラエル/パレスチナ和平

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ユダヤ人に差別意識は

投稿者: kijiru 投稿日時: 2000/11/01 00:03 投稿番号: [807 / 20008]
まずは誤解の指摘から
  イスラエルの人種は、ユダヤ人が多数を占めているのではなく、イスラエルの「民族」はユダヤ人が多数を占めているということです。いつになったらユダヤ人には黒人もアラブ系もスラブ系もゲルマン系もいるということがわかってくれるのでしょうか。おそらくこの人はアメリカでいうところの「人種」を勘違いしているのでは。
  アメリカで直面した人種問題ははじめは黒人問題でしたから「人種問題」だったのですが、後で問題となってきたヒスパニック、ユダヤなどは「民族」なので、本来はアメリカの「民族」問題というのが正しいのです。しかし日本の報道ではなぜかアメリカの「人種問題」と訳されているので、その影響なのでしょうか。たしかに欧米でも本来は後天的な「民族」を、遺伝子による「人種」と強引に結びつけて考えていた時代もあったのですが、もうまもなく21世紀なのですよ。
  しかしユダヤ人に差別があるかといえば、一部のユダヤ人には「ある」といわざるを得ません。
  私の留学時代のルームメイトはハンガリー系のユダヤ人だったのですが、彼の有色人種に対する差別意識はもう度を逸していて、狂信的でもありました。なにしろあだ名が「ヒトラー」だったぐらいでしたから(一緒に暮らしていた僕の苦労を想像してください・・・うう)
  しかし、彼の差別意識がいわゆるユダヤ的な部分からきているのか、それともヨーロッパの田舎がもつ典型的かつ牧歌的な白人優越思想からきているのかといえば、明らかに後者でした。
  ユダヤ人は一枚岩ではなく、一人のユダヤ人の思想的な背景には、ユダヤ的なもの、ヨーロッパ的なもの、アフリカ的なもの、中東的なものが混在しています。一人一人の背景には異なる家族の歴史があります。
  そしてこのアシュケナージといわれる東欧系のユダヤ人には、長い欧米の文化が持つ有色人種への偏見があることは確かでしょうし、ネタニエフやラビンをはじめとするアシュケナージがイスラエル国家の中で政治的・経済的な力をもっているのも確かです。
  しかしイスラエルとしては、パレスティナ紛争をどんなプロパガンダを使っても、「白人対有色人種の人種対決」の構図にはできないわけです。理由はいうまでもなくユダヤ人は様々な人種を内包した「多人種民族(それをいうなら世界中のすべての民族は多人種民族なのですが)」なのですから。
  また人種でユダヤ人を規定するなら、それは白人であるアシュケナージの自己否定にほかなりません。まさにセム系(これも言語的な民族なのですが・・・)のアラブ系ユダヤ人こそが真のユダヤ人になってしまいます。
  最近は旧ソ連邦からの移民の増加で、スラブ系のユダヤ人が増えています。あまり知られていませんが、スラブ系の人種的偏見は他の民族とは比べものになりません。南部のアメリカ人もこれほどまでになるのでしょうかと思うぐらいです。たぶん歴史的に中東・アフリカ系人種との接触が少なかったからでしょう。イスラエルにスラブ系が増えている事実は、すくなくともヨーロッパで伝統的な白人優越思想をもったユダヤ人が増えていることになります。
  こうした意味では彼の思想は正しいのですが、あまりにも主観的すぎるのではないでしょうか
「私には違った顔に見えます」というのは人を納得させる理由にはなりません。ひげを剃ったアサドの顔を想像してみてください。アラファトに至っては、彼の顔からアラブ民族的な要素(ヒゲ、カフィーヤ)を取り除いた顔を見たことがあるのですか?
  もっと簡単な方法はあなたの町にもいるだろう、路上アクセサリー売りの兄ちゃん、姉ちゃんとお話してみてください。彼らはだいたいイスラエル人ですが、実にいろいろな顔をしています。それでルーツの話でも聞いてみれば納得しますよ。
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