歴史を学ぶ
投稿者: abutouma 投稿日時: 2004/09/09 06:51 投稿番号: [7910 / 20008]
http://www.geocities.jp/beirutreport/index.html
何故歴史を学ぶのか(9月9日)
8日夜、アル・ジャジーラ・テレビは7回で完結したジブリールPFLP-GC議長のインタビューのフォローアップとして、スタジオにジブリール議長を招き、視聴者からの電話質問に答えさせるという番組を生放送した。司会はインタビューを行ったアハマド・マンスール記者、スタジオの場所は治安上の理由で伏せられた。なお議長の息子ジハードは2002年にベイルート市内で暗殺されており、イスラエルの犯行と信じられている。
質問者の一人に、ラーマッラーのハッサン・クレイシュPLC議員が居た。クレイシュ議員は第一次インティファーダ世代に属し、アラファトと同時期の1950年代に武装闘争を開始したジブリール議長よりは二回りほども若い。
クレイシュは、
「今はパレスチナ解放運動の過去の内情を明かすべき時期ではない」
と主張する。パレスチナ解放運動と闘争は終わっていない、現に自分たちは今も西岸・ガザで毎日占領と戦っている。こんな時に過去のパレスチナ解放運動の歴史、なかんずく、血まみれの内部分裂、権力闘争の歴史を暴くのは不適切だ。パレスチナ国家が建国され、解放闘争が終わった時に、初めて解放闘争を過去の歴史として検証すべきではないかと言うのである。
ジブリール議長の回答は明快しかし決然としていた。
「否。今後自分の世代が退き、貴君らの世代が革命を担っていくことになる。だからこそ、貴君の世代に対して我々の世代は、革命の歴史の中で、一体どんな事件が起きたのか、真相はどうであったか、どこで間違えたのか、という点をはっきりと伝えておく必要がある」
司会のマンスール記者も、
「では一体、いつなら歴史を学ぶのに適切だと言うのか?残念ながら、解放闘争の中で、パレスチナ人同士の殺し合いが行われたことは事実ではないか」
とコメントした。
ジブリール議長の証言には疑問が残る部分もあり、100%信用するわけにはいかない。しかし何のために歴史を学ぶのか、という観点からみれば、議長の意見はまったく正論と言える。逆に、PAの改革派とされるクレイシュ議員でさえ、歴史に対してこんな認識しか抱いていないとすれば大いに問題だ。これではPLOやPAの腐敗・汚職を糾弾する声が挙がる度に、
「今は民族が団結すべき時だ。内部で争論していては敵を利するだけだ」
という論法で口を封じてきたアラファトの発想と何ら変わらないではないか。
何故歴史を学ぶのか(9月9日)
8日夜、アル・ジャジーラ・テレビは7回で完結したジブリールPFLP-GC議長のインタビューのフォローアップとして、スタジオにジブリール議長を招き、視聴者からの電話質問に答えさせるという番組を生放送した。司会はインタビューを行ったアハマド・マンスール記者、スタジオの場所は治安上の理由で伏せられた。なお議長の息子ジハードは2002年にベイルート市内で暗殺されており、イスラエルの犯行と信じられている。
質問者の一人に、ラーマッラーのハッサン・クレイシュPLC議員が居た。クレイシュ議員は第一次インティファーダ世代に属し、アラファトと同時期の1950年代に武装闘争を開始したジブリール議長よりは二回りほども若い。
クレイシュは、
「今はパレスチナ解放運動の過去の内情を明かすべき時期ではない」
と主張する。パレスチナ解放運動と闘争は終わっていない、現に自分たちは今も西岸・ガザで毎日占領と戦っている。こんな時に過去のパレスチナ解放運動の歴史、なかんずく、血まみれの内部分裂、権力闘争の歴史を暴くのは不適切だ。パレスチナ国家が建国され、解放闘争が終わった時に、初めて解放闘争を過去の歴史として検証すべきではないかと言うのである。
ジブリール議長の回答は明快しかし決然としていた。
「否。今後自分の世代が退き、貴君らの世代が革命を担っていくことになる。だからこそ、貴君の世代に対して我々の世代は、革命の歴史の中で、一体どんな事件が起きたのか、真相はどうであったか、どこで間違えたのか、という点をはっきりと伝えておく必要がある」
司会のマンスール記者も、
「では一体、いつなら歴史を学ぶのに適切だと言うのか?残念ながら、解放闘争の中で、パレスチナ人同士の殺し合いが行われたことは事実ではないか」
とコメントした。
ジブリール議長の証言には疑問が残る部分もあり、100%信用するわけにはいかない。しかし何のために歴史を学ぶのか、という観点からみれば、議長の意見はまったく正論と言える。逆に、PAの改革派とされるクレイシュ議員でさえ、歴史に対してこんな認識しか抱いていないとすれば大いに問題だ。これではPLOやPAの腐敗・汚職を糾弾する声が挙がる度に、
「今は民族が団結すべき時だ。内部で争論していては敵を利するだけだ」
という論法で口を封じてきたアラファトの発想と何ら変わらないではないか。
これは メッセージ 1 (messages_admin さん)への返信です.
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