再掲:パレスチナの現実(1)
投稿者: GivingTree 投稿日時: 2004/03/25 10:02 投稿番号: [7404 / 20008]
1.ゴム弾の恐怖
1995年当時のパレスチナ居住区で日本YWCA幹事の川端氏が見たものは、深い悲しみに覆われるパレスチナ難民家庭の悲劇の物語だった。
川端氏が訪問したパレスチナ難民家庭には、必ずある共通項があった。それは、壁に張られている子供たちの写真だった。「パレスチナの子供たちは、本当に笑顔が素晴らしいんですよ」と川端氏は言う。だがその笑顔の写真は、すべて遺影なのだ。家庭に広がる笑顔の写真の数ほど、その家庭に不幸があったという・・・なんとも胸が苦しくなる話だった。
これらのいまは亡き子供たちはみな、イスラエル兵に殺された。獄中で亡くなった子供もいれば、銃殺された子供もいる。リンチでなくなった子供や、砲撃で爆死した子供もいる。だがその死に方の中でも筆舌し難いほど残酷なのが、脳への「ゴム弾」の撃ち込みによる“射殺”だった。
このゴム弾がどのような構造をしているものなのか、さっぱり検討がつかないが、このゴム弾は人を苦しめて死に至らしめるように設計されているらしい。この弾が頭に撃ちこまれても、即死はしない。たとえそれが子供であってもだ。だが、ゴム弾は体に接触した時点でその威力を発揮しはじめる恐ろしい弾丸だ。
ゴム弾を頭や首に撃ち込まれると弾丸は血流を通して循環し脳に入ってから脳内の組織をじわじわと破壊していく。その間、撃たれた子供はもがき苦しみ、医者はなす術もなくその姿を見守るしかない。「ゴム弾を撃たれただけなのになぜ?」と。しかし、それがゴム弾の正体なのである。恐ろしく非人道的な殺傷兵器。それが暴動”鎮圧”目的のみに使われ、殺傷力はないとされるゴム弾の実態なのだ。
そんなハイテク弾丸があるのか、そんんなものが子供に対して使用されているのかと俺は半信半疑だったが。スライドを見せられて納得した。レントゲン(MRI?)写真で、ゴム弾が脳内を推移していって徐々に組織を破壊していく様が映し出されていたのである。
多くの場合、これらの子供は撃たれてしばらくしてから病院に担ぎ込まれ、もがき苦しんで死んでいくらしい。医者は家族を思いやり、そうした子供が死んでいくたびに遺族には「即死」だったと伝えるらしい。これが、パレスチナの現実の1つ、ゴム弾の恐怖である。
これは メッセージ 7403 (GivingTree さん)への返信です.
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