アンチテーゼ、テロ
投稿者: TERUTERUKID 投稿日時: 2000/10/27 12:24 投稿番号: [737 / 20008]
アンチテーゼですか。なるほど、テロと極めて親和性の高い言葉と思います。
たしかにテロは「強者に対する弱者の政治的なアンチテーゼ」として最もよく用いられるように思われます。
でも次のような場合も想定できるでしょう。
ある弱者の立場たる国家に、政治には関与せず心の平和を説く、全国民の信愛厚い宗教指導者がいました。その為、両国間は微妙なバランスを保ってきました。
強者たる拡張主義国家は彼を殺害することで対決機運を促進し、合わせて内部分裂を誘うのに有効と判断し、刺客を送り暗殺しました。
国民のショックは非常に大きく、程なく内部分裂が生じ、主戦論者による粛正が開始されました。
この場合の強者の行為は、やはりテロでしょう。
すると、何に対するアンチテーゼなのか考えてみました。
「正規軍人による戦争状態のテロがあっても良いのでは」と書きましたが、なぜでしょうか。
恐らくテロには何らかの不条理要素が不可欠なのです。正規軍といった条件が整っていれば別の何かが。
つまりそれは、ルールという幻想に対するアンチテーゼではないでしょうか。
暗黙の物も含め、通常、人間は何らかのルール認識によって精神的安定を得ていますが、それは人間が勝手に作り出した物であって、本質的な真実ではありません。特に強者はルールを押しつける立場に立つことが多いためルール意識が高いと言えるでしょう。
その幻想たるルールに対するアンチテーゼとして、その幻想に反する攻撃により精神的あるいは物理的ダメージを与える戦術、それがテロではないでしょうか。
ですから、ルール違反の度が大きいほど、テロの精神的破壊力は大きいといえます。
ですから、場合によってはテロは直接攻撃の必要すら無く、戦争という手段を遙かに凌駕する可能性すらある戦術と言えそうです。
ああ、こわ。
これは メッセージ 730 (YellowFlute さん)への返信です.
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