イスラエル/パレスチナ和平

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アシュドットのテロは「勝利」?

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2004/03/17 12:14 投稿番号: [7200 / 20008]
アシュドットのテロはこれまでの自爆テロとはかなり違うテロだった。パレスチナの武装闘争は新局面に?

1   自爆犯がガザから来た。
これまでフェンスで覆われているガザから出撃したテロリストは1組だけだった。
彼らはパキスタン系英国人だったので、ガザの検問を普通に通過して出撃できた。ただ、普通のパレスチナ人は許可証がない限り検問を通過できないため、これまでガザから出撃した連中はいなかった。
しかし、今回はガザから。検問を上手く通過したのではなく、ハマスが主張するようにトンネルを掘ってフェンスを突破した模様。
トンネルはこれまでもエジプト国境にたくさん掘られて武器密輸に使われていたが、トンネルでの自爆犯の送り出しはこの前の検問所攻撃が初めてだった。イスラエル国内に向けて掘られたのはこれが初めて。「フェンスで自爆犯はストップできる。だから分離壁が必要だ」というイスラエルの言い分を大いに揺さぶる。「壁ではテロは防げない。お前らが譲歩しない限りはテロが続く」というパレスチナ側の意志を示した「勝利」。
自爆犯2名はアシュドットの地理をほとんど知らなかったらしい。アシュドット内部に案内人がいたのだろうが、誰が自爆犯を送り届けたのかさっぱりわかっていない。

2   洗練された戦術。
自爆犯は港の化学薬品タンクを狙っていた。もしも「成功」していれば、周囲の半径1.5キロの住人、数千人が死んでいたかもしれない。
これまでも石油タンクを狙った未遂テロなどがあったけど、基本的にバスやレストランなどで「とにかくそこにいる人間をたくさん殺すっぺ」という直情的な攻撃がほとんどだった。この9.11ばりの洗練された攻撃がこの後も続くのか?

3   ハマスに吸収されつつあるアルアクサ。
アルアクサとハマスが犯行声明を出した。自爆犯がそれぞれハマスとアルアクサから来たからだが、基本的にはハマスが作戦の計画/準備/実施を担当し、アルアクサは自爆犯を1名提供しただけらしい。
これまで、「占領地(ガザと西岸、東エルサレム)の解放」を唱うアルアクサは、首脳部の見解として「基本的には作戦は占領地で」ということになっており、「全パレスチナを解放」のハマスからは一線を画すポーズを取っていた。だが最近、ハマスとの共同作戦が目立つ。
上層部ファタハのお家騒動によって、アルアクサのコントロールが出来なくなって来ているらしい。これは自治政府の将来の崩壊を意味するものだから、一部の自治政府閣僚も危機感を持っている(後述)。

4   平和解決、交渉への明確な「NO!」
シャロンはクレイ首相との会談をキャンセルし、「テロが続く以上、そして自治政府がテロを止める気がない以上は、パレスチナとの交渉はまったく無意味」と声明を出した。これこそテロリストが狙っているもの。
「交渉など無意味。武装闘争だけが解決する」というパレスチナ武闘派による自治政府突き上げでもある。

なお、自治政府は緊急閣議を開いた。閣僚たちは、アルアクサが制御不可能になりつつあり、戦闘員がハマスに合流するのではないかと危機感を抱いており、また自治区の秩序回復のためにもなんとかゲリラを取り締ろうと考えている。議論は白熱し、内務相Hakem Balawi や国家治安部隊司令官Haj Ismail Jabbarがアラファトに対して「ハマスとアルアクサの活動家を逮捕しよう」と進言した。
しかしアラファトは拒否。非合法武器の回収なども拒否したという。


http://www.haaretz.com/hasen/spages/405066.html
Port bombers likely entered Israel through Gaza tunnel

http://www.haaretz.com/hasen/spages/405067.html
Arafat rejects his cabinet's demand to act against terror
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