イスラエル/パレスチナ和平

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>厳しすぎる

投稿者: adventureoftheultraworld 投稿日時: 2003/09/30 18:54 投稿番号: [6615 / 20008]
>「今の苦境はすべて自分たちが招いた自業自得だ」と切り捨てるのは
>あまりにも冷たいんじゃないかと・・・

ママさんとのやり取りはだいたい記憶しています。
私自身のこの3年間に対する基本的な認識は変わっていませんので、
重複部分があるでしょうが。。。


漬け物石を負わされた苦しみを世界に訴え、イスラエルに改善を求めるためには
パレスチナ側には、さまざまな行動の選択肢があります。
そのなかには、短期的には効果が薄いが長期的な効果が見込める方法、
(たとえばイスラエル平和団体との共同作業で、
イスラエル社会の歴史への認識を変えるなど)
や、
比較的対立の少ない部門から共同作業を始め、他の分野に広げる方法など
(経済部門や、深刻になりつつある環境汚染対策など)。

しかし、彼らは、武装蜂起という手段を選びました。
破滅的かつ自滅的な方法に賭けたと言って良いでしょう。

誰かがパレスチナ人に武装蜂起をするよう頼んだのでしょうか?
しばしば「怒りが爆発」という表現を使い
「圧制に苦しむパレスチナ人はやむを得ず武装蜂起した」と説明する人もいますが、
民衆の怒りが爆発しただけでは、129名もの自爆者は生まれません。
「シャロンの挑発」などとは言っても、この道は彼らが自発的に選んだことです。
ですから、その代償については、全面的に彼ら自身が負うべきものです。
(同じ論理で、入植者を非難することは可能でしょうね)

また、もう一つ批判する根拠は、現在の紛争勃発時の状況です。
2000年9月前の状況を覚えてらっしゃいますか?
すでに自治政府がオスロ後10年近くも続いていました。
国際的にはパレスチナ国家建設は「規定路線」となっていました。
単に「苦しみを世界に訴え、イスラエルに改善を求め」れば良いという
段階ではなく、懸案を解決して国家を作り出す段階でした。
言い換えれば、国際社会の一員としてふさわしいかどうかが問われた時期だったのです。

ちょっと世界史的な視点を入れてみます。
ロードマップ第1段階に、
「パレスチナ自治政府はハマスなどの武装組織を解体する」という項目があります。
この項目について、パレスチナ側に同情的な人からは
「そんなことをやったらアラファトは殺される」
「パレスチナが内戦に陥る。イスラエルの思うつぼだ」などという批判がありましたが、
私に言わせれば甘すぎです。

第1次中東戦争のさなか、イスラエルの軍事組織はいくつかの団体(テロ組織含む)に
分かれていましたが、政府が無理矢理「国防軍」に統合します。
これに反発したイルグンと国防軍の間で、戦闘が起きたと言います。
しかし最終的には「一つの国には軍事組織は一つでよい」という
当たり前の原則を各団体が受け入れ、統一されたわけです。
別に「パレスチナ人はイスラエルに学べ」
なんていうつもりはありませんが、
そういった苦しい選択を迫られ続けるのが
民族、国家の転換期なのではないでしょうか。

そのような「一人前の国なら当たり前」のことすら、やろうとせずに
「我々は国際社会の無関心の犠牲者だ」「占領の被害者だ」と言い続けるのは
やはり、如何なものか、と思いますよ。


まあ、私たち日本人も「苦しい選択を避け続けている」という点では
パレスチナのことを笑えませんがね。
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