イスラエル/パレスチナ和平

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自爆者の母親が憎い

投稿者: suiheisen2002 投稿日時: 2002/07/01 21:30 投稿番号: [4019 / 20008]
「うん、もうすぐ帰る。そう、バスで。じゃあね。ママ、愛してる」
友達と遊びに出かけた三男のアダム(14)
13歳で向かえるユダヤ教の成人式のお祝いに買ってあげた携帯電話からだった。
それから5分。アダムと同じ場所にいた知人からの電話が急を告げた。
パレスチナの若者二人が、歩行者天国の人込みで相次いで自爆。
すぐそばを通りかかったアダムの体は吹っ飛び、壁に叩き付けられた。
死者11人、負傷者180人以上。(H13・12・1)

アダムはイスラエルの戦没者記念日の午後8時、追悼のサイレンの
音とともに産声を上げた。誰にでも好かれる優しい子だった。
いつだったかショッシュ(母)はアダムに尋ねてみたことがある。
「もし、テロリストに襲われたらどうする?」
「人は殺せないもん。殺されるしかないね」アダムは答えた。
「あの子は吸っている空気すら愛していた」母にはそう映った。
そう、きっとテロリストでさえも。

「神が復しゅうしますように」どうやって―。実はショッシュにも
よくわからない。犯人は自爆して果てた。パレスチナ人すべてを
憎む気にもなれない。ただ、どうしても許せない人間がいる。
なぜ、子どもの自爆を止めなかったの。知らなかったのなら、
なぜ、知ろうとしなかったの。なぜ、もっと愛情を注がなかったの。

自爆者の遺族には、中東のいくつかの国から2万ドル(約240万円)
以上の報奨金が出るとも聞く。お金?欲しかったのなら、わたしが
家を売ってでもあげたのに。「テロリストの母親が憎い」

                  6/28中日新聞   テロと家族より
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