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Re: 天皇(大和朝廷)=渡来人説の大嘘③

投稿者: kirameku9umi 投稿日時: 2011/02/12 13:05 投稿番号: [66544 / 73791]
【第3の間違い】・・・天孫降臨という古代の人々のイマジネーションを、単純に地理的関係へこじつけて歪曲した点。

「高天原とは空の上ではあり得ず、天皇は倭国の以外の遠いところ。恐らく、朝鮮半島か大陸の何処から来たのに違いない」と考える歴史学者は案外多い。しかし、これはあまりにも視野の狭い見方だと言わざるをえない。

天孫降臨は日本だけのオリジナルではない。世界中いたるところにある。(これら天孫降臨に類した神話はアジアにも広く分布している。その一つモンゴルの神話では至高神サガンの孫ゲゼル・ボグドゥが、六種類の神器を授かって地上に天下り、国を建てたとある)

天孫降臨を単純に地理的関係に求めるのは、古代の人々の見上げれば雄大に広がる未知の世界(天空)に対するイマジネーションを、まったく無視したこじ付けとも言える。

(馬に乗り広大な大地を東西南北へと自由に疾走するモンゴル人にとって、祖先が特定の方向から来たと考えるより、天空から天下ったとイメージした方が自然だし自負心が持てる)

日本の古事記のみならず、メソポタミアなどの西アジアやギリシャ・エジプトの神話やインドの「リグ・ヴェーダ」では、まず混沌の状態の宇宙があり、そこから神が天と地を作り国が誕生し、その後人間などの生命を誕生させたとしている。

天空から混沌をイメージするものは雲だ。雲は常に形を変えてカオスの状態であり、豪雨や暴風を生じ、稲妻を発生させ太陽を覆い隠す。また雷や暴風や大雨や日食は人知を超えた天の力(神)を感じさせるものである。


天気と農耕は密接不可分である。その農耕の発祥の地はメソポタミアである。恐らく天孫降臨神話はその起源が西アジアにあり、それが灌漑などの農耕技術や土地の面積を求める数学の普及とあいまって、他民族の神話と融合し世界各地に広がっていったのではないだろうか。

(人の脳は、在る部位に電極などの刺激を受けると体から心が遊離する感覚が生じ、同様に神のような大きな存在をも身近に感じることが実験的に実証されている。つまりこれらの感覚は潜在的に人間に備わっているのだ。これら脳に生じる超体験的感覚と天空のイメージが合わされば、天孫降臨伝説は容易に想像できる)

この古代人のイマジネーションには、驚くことにもう現代の生命の起源論(宇宙物理学や物質の進化[自己組織化]から生命の起源をさぐる研究)が萌芽している。

ここまで書けばもうお分かりだろうが。これら世界各地の伝説は朝鮮半島と地理的にもまったく無関係だ。日本の神話だけを地理的関係(朝鮮半島)と結び付けようとする学者は、根拠もなく自虐史観から単にそうあって欲しいと望んでいるだけである。(赤い眼鏡をかけた学者には、何を見ても赤い色が加色されている)


ちなみに・・・   古事記に出てくるヤマトタケルの東征などは、単に、朝鮮半島より農耕の先進地であった北部九州の弥生人(縄文人)の一派が勢力を増し、東に住む同じ倭人を傘下に収めていっただけの話。縄文時代から倭人の影響下にあった朝鮮半島とはまったく無関係。


参考文献

「弥生時代渡来人と土器・青銅器」片山宏二・著

「日本人のルーツの謎を解く」展転社・長浜浩明著

その他
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