朝鮮統一
投稿者: aqvv2006 投稿日時: 2010/01/05 17:13 投稿番号: [62116 / 73791]
>南北朝鮮の統一につながり、各国首脳は北朝鮮経済の近代化という、莫大な投資を要する責務に向き合わねばならない可能性もある。
えっ?
韓国だけだろう?
他国に集るなよ。
【オピニオン】朝鮮統一、コストがネック
北朝鮮の核は長年外交上の優先課題となってきたが、朝鮮半島の抱える問題はそれだけではない。金正日体制はますます不安定になり、崩壊の可能性も見えてきた。これは南北朝鮮の統一につながり、各国首脳は北朝鮮経済の近代化という、莫大な投資を要する責務に向き合わねばならない可能性もある。
ASSOCIATED PRESS
北朝鮮に対する人権運動の旗の前で(12月30日、韓国ソウル)南北朝鮮統一のシナリオは3つある。一つはドイツのような、突然だが友好的なパターンだ。一方、最悪なのはベトナムがかつて経験したような暴力的なものだ。3つ目は両者の中間で、ルーマニアやアルバニアで見られたような混乱したポスト社会主義の過渡期と類似したものだ。
北朝鮮経済は瀕死の状態にあり、上記のどのパターンも費用がかさむことになる。北朝鮮経済は、何千万人もの犠牲者を出したとみられる1990年代の飢饉のなか破綻した。経済再建には電力網や鉄道、港湾をはじめとする新しいインフラが必要になり、これだけでも何十億ドルを要する。北朝鮮に現代の基準を満たす工場はほとんどなく、農耕地の回復にも長い年月がかかるとみられる。だが、最も高コストとなるのは、支援金を通してであれ、教育や医療分野への投資を通してであれ、南北の賃金格差是正だろう。
最善のドイツのパターンで統一したとしても、韓国はダメージを受ける。過去20年間で2兆ドルを払った西ドイツだが、当初の環境は比較的良好なものだった。東ドイツの人口は西ドイツの4分の1に過ぎず、1989年時点での一人当たりの収入は西ドイツの3分の1だった。東西ドイツの間には、盛んな貿易関係もあった。
北朝鮮の一人当たりの収入は韓国の5%以下だ。ドル換算した韓国国内総生産(GDP)の毎年の拡大額は、北朝鮮の経済全体に匹敵する。高い出生率のおかげで北朝鮮の人口は韓国の半分に達し、なお増加傾向にあるが、両国間に貿易関係はほとんどない。南北朝鮮の生活水準が均質化し、北朝鮮が韓国に追いつくためには、北朝鮮は東ドイツが要したよりも多くの支援を必要とするだろう。
近年政府、学界、投資銀行などが南北朝鮮統一のコストを試算したリポートを数多く出している。少ないところではランド研究所が500億ドル(約4兆6500億円)と見積もっているが、これは北朝鮮の賃金が現在の2倍すなわち韓国の10%弱となった場合を想定しているにすぎない。
高いところでは、クレディ・スイスが昨年、1兆5000億ドルと見積もったが、これは北朝鮮での賃金が韓国の60%に引き上げられた時の金額だ。政治的に必要な水準と思われる、韓国の80%まで引き上げるには、私は30年間で2兆ドルから5兆ドルが必要になるとみている。この費用をすべて韓国の国民が負担した場合、少なくとも一人当たり4万ドルを払うことになる。
この費用を誰が負担し得るのだろうか。現在、北朝鮮体制の最大の支援者は中国で、貿易、投資、経済支援などで年間30億ドル相当を捻出している。だがこの流れが続いたとしても、30年間で2兆ドルなら年換算で必要となる670億ドルのほんの一部にすぎない。日本は20世紀初めに朝鮮を植民地支配したことへの賠償金として100億ドルを支払う構えだが、これも必要経費の一部となるのみだ。
加えて、世界銀行などの国際機関や韓国、米国も一翼を担う必要がある。北朝鮮経済の近代化は、北アジアの平和と繁栄に向けて賢明な投資だろう。政治家はその費用の財源と、資金が統一後の混乱に浪費されるリスクを最小限に抑えるための使途を考えなければならない。
えっ?
韓国だけだろう?
他国に集るなよ。
【オピニオン】朝鮮統一、コストがネック
北朝鮮の核は長年外交上の優先課題となってきたが、朝鮮半島の抱える問題はそれだけではない。金正日体制はますます不安定になり、崩壊の可能性も見えてきた。これは南北朝鮮の統一につながり、各国首脳は北朝鮮経済の近代化という、莫大な投資を要する責務に向き合わねばならない可能性もある。
ASSOCIATED PRESS
北朝鮮に対する人権運動の旗の前で(12月30日、韓国ソウル)南北朝鮮統一のシナリオは3つある。一つはドイツのような、突然だが友好的なパターンだ。一方、最悪なのはベトナムがかつて経験したような暴力的なものだ。3つ目は両者の中間で、ルーマニアやアルバニアで見られたような混乱したポスト社会主義の過渡期と類似したものだ。
北朝鮮経済は瀕死の状態にあり、上記のどのパターンも費用がかさむことになる。北朝鮮経済は、何千万人もの犠牲者を出したとみられる1990年代の飢饉のなか破綻した。経済再建には電力網や鉄道、港湾をはじめとする新しいインフラが必要になり、これだけでも何十億ドルを要する。北朝鮮に現代の基準を満たす工場はほとんどなく、農耕地の回復にも長い年月がかかるとみられる。だが、最も高コストとなるのは、支援金を通してであれ、教育や医療分野への投資を通してであれ、南北の賃金格差是正だろう。
最善のドイツのパターンで統一したとしても、韓国はダメージを受ける。過去20年間で2兆ドルを払った西ドイツだが、当初の環境は比較的良好なものだった。東ドイツの人口は西ドイツの4分の1に過ぎず、1989年時点での一人当たりの収入は西ドイツの3分の1だった。東西ドイツの間には、盛んな貿易関係もあった。
北朝鮮の一人当たりの収入は韓国の5%以下だ。ドル換算した韓国国内総生産(GDP)の毎年の拡大額は、北朝鮮の経済全体に匹敵する。高い出生率のおかげで北朝鮮の人口は韓国の半分に達し、なお増加傾向にあるが、両国間に貿易関係はほとんどない。南北朝鮮の生活水準が均質化し、北朝鮮が韓国に追いつくためには、北朝鮮は東ドイツが要したよりも多くの支援を必要とするだろう。
近年政府、学界、投資銀行などが南北朝鮮統一のコストを試算したリポートを数多く出している。少ないところではランド研究所が500億ドル(約4兆6500億円)と見積もっているが、これは北朝鮮の賃金が現在の2倍すなわち韓国の10%弱となった場合を想定しているにすぎない。
高いところでは、クレディ・スイスが昨年、1兆5000億ドルと見積もったが、これは北朝鮮での賃金が韓国の60%に引き上げられた時の金額だ。政治的に必要な水準と思われる、韓国の80%まで引き上げるには、私は30年間で2兆ドルから5兆ドルが必要になるとみている。この費用をすべて韓国の国民が負担した場合、少なくとも一人当たり4万ドルを払うことになる。
この費用を誰が負担し得るのだろうか。現在、北朝鮮体制の最大の支援者は中国で、貿易、投資、経済支援などで年間30億ドル相当を捻出している。だがこの流れが続いたとしても、30年間で2兆ドルなら年換算で必要となる670億ドルのほんの一部にすぎない。日本は20世紀初めに朝鮮を植民地支配したことへの賠償金として100億ドルを支払う構えだが、これも必要経費の一部となるのみだ。
加えて、世界銀行などの国際機関や韓国、米国も一翼を担う必要がある。北朝鮮経済の近代化は、北アジアの平和と繁栄に向けて賢明な投資だろう。政治家はその費用の財源と、資金が統一後の混乱に浪費されるリスクを最小限に抑えるための使途を考えなければならない。