BRICsの戦略 「通貨燃ゆ」より
投稿者: yamashisho 投稿日時: 2009/09/21 00:20 投稿番号: [60221 / 73791]
世界が多極化の方向に行くのは確実視されてきましたが、2005年に出版された「通貨燃ゆ」(谷口智彦)という著作からBRICsの戦略について窺い知れる文面を紹介しましょう。
*********************************************************************
ロシア中央銀行に至っては、ユーロ準備比率をこの二年間で10%〜二十五%以上に上げ、何事か、明らかに備えている。
ロシアは今、日量七百五十万バレルの石油を輸出している。それがユーロ建てになる場合、石油価格を計算に入れると、全世界でドルは毎日二億ドル近く無用になる。
二〇〇三〜二〇〇四年にかけて日本が為替市場で続けた円売りドル買い介入は、それだけで日割りにすると四億ドルに上ったから、二億ドルは巨額と言うべきかどうか。
この際肝心なのは、ドルが一つのネットワーク商品であるという点を考慮することだろう。ネットワークには独自の増殖法則がある。三者間にできる回線は三本に過ぎないが、参加者が一人増え四人になるだけで、、その間を結ぶ回線は六本と倍となる。
減るときは逆に、ネットワークは同じ急激さで縮小する。ロシアはその引き金を、引いてみようかと言っているわけだ。(P218〜P219)
_____________________________________________________________________
さて・・・
今になってみれば、アメリカが追い込まれているのは周知の事実であるが、サブプライム問題以前にドル体制の終焉を予告する内容(他にも散見される)論をたてるのは勇気がいることだったと思うし、なかなかの慧眼である。
BRICsが「ドル後」あるいは「アメリカ後」の世界について話し合っているのは間違い無いので、特に中露の動向には注目であろう。
日本としては、朝鮮は中共にくれてやる、といったところなのであろうが、「ドル後」についてどのような戦略を持っているか気になるところだ。
一度潰されたAMF構想のようなものを打ち出すのか、あるいはBRICsが打ち出す世界戦略に追従するのみか・・・まぁ結局は最終的に輸出産業にとっての利で動くとは思いますが。
ただ、中東や南米で共通通貨導入の動きがあれば、なんらかの積極策に出る可能性もあるのではないでしょうか。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/a4a4a4ha4a4a4h4z9qbeclga4xa5aba5a6a5sa5ha5c0a5a6a5sa1aa_1/60221.html