いよいよ韓国消滅へカウントダウン!

Yahoo! Japan 掲示板トピックビューアー

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

ソウル11

投稿者: k_g_y_7_234 投稿日時: 2006/11/02 23:49 投稿番号: [5782 / 73791]
「この車は、家内の車なんです。ようやく月賦が終わったところなんです」
キムが、今度は英語でそう言った。

「ほう、すると奥さんも働いておるのかな?」
「ええ、中学で先生やってるんですよ。育児で中断もありましたが..」
キムの身分で女房まで働かせなくても、と思ったが、私の考えが古いのかも知れん。韓国の女性は、働き者と聞いておった。
「私はやめろと言ったんですが、家内は、あなたが会社をいつクビになってもいいように、私は働かなければなりません、といってやめないんですよ」
「ほう」
このときのキムと私の会話は日本語であったが、キムの女房は自分のことが話題になっていると察したらしく、キムにハングルでなにやら言いはじめた。キムが話しの内容を説明したのか、今度はしきりにキムを小突いている。どうやらキムの女房は、人を小突くのがクセのようである。

高速を降りると、車はガタガタ揺れ出した。市内の道は、あまりよくないらしい。
「先生、このままホテルへ行きますか、それとも先に夕食をすませますか?   ホテルにもいいレストランがありますが..」
韓国まできてホテルで食べるのもなんだな、と思っていると、
「途中に韓国料理の有名な店があります」
「高級な店か?」
「ええ、そんなところですが..」
私は、あまり韓国料理というもんを知らんかった。韓国料理というと焼き肉がすぐに頭に浮かんでしまう。どうも、脂っこいものは歳でいかん。それで、
「私は歳だから、以外と粗食でな。どうかな、どこか庶民的なレストランはないかな?」
そう言ってしまってから、キムはすでに予約しておるに違いないと思い、「ま、そこでもかまわん」と言おうしたら、
「先生、ちょっと待ってください、いい店思い出しましたから..」
運転しているキムは、すばやくイヤホンを耳に付けると、しきりに誰かと話しておる。

「先生、私が以前いつも行ったレストランがあります。まあ、レストランというより、居酒屋か食堂みたいなところです。立派とはいえませんが、いいですか?   北村さんとも会社の帰りによく行った店です」
「ほう、そうか?」
「ええ、小さいですが、そこのアジュマには結構世話になりました。そう、先生のこともよく話題にしましたよ。新しい本社ビルが出来てからは方角が違うので行ってません。もう十年近くもご無沙汰している店です」
キムの家族もそうしようということになった。

夕暮れの道の両側には、平屋の長屋造りのような建物に小さな商店が何軒も肩を並べていた。日本とは少し違う風景である。歩道には、結構ゴミが目立ち、きれいとは言えなかったが、バス停に人が並んでいたり、買い物客で賑わう市場があったり、屋台店があったり、人通りが多く、ここには、日本の一昔前の下町の息吹が感じられ、どことなくなつかしい。そんなことを思いながら外を見ていると、ヒョギョンが、「ここは、どこどこです」とそのつど説明してくれる。だが、発音がやっかいでとても覚えきれん。

車は、日本とは違って右側通行である。結構、路上駐車も多い。やがて、キムは車を歩道側に寄せて止めた。すると、前に駐車していたいかにも高級そうな黒塗りの乗用車から二、三人の背広の男が降りてきて、内一人が私の座っているドアをうやうやしく開けた。

ドアを開けてくれた男は、長身でなかなかの好青年である。空港にいた青年であった。

[ << 最初のページ | < 前のページ | メッセージリスト | 掲示板表示 | [ メッセージ # ] | 次のページ > | 最後のページ >> ]

Yahoo! Japan 掲示板 アーカイヴ

[検索ページ] (中東) (東亜) (捕鯨 / 捕鯨詳細)