南米市場
投稿者: choushu_aizu 投稿日時: 2009/06/05 21:42 投稿番号: [56577 / 73791]
十五年前のことです。日系ブラジル人やボリビア人らと同じ職場で働いたことがある。
ボリビア人が言ってたが、韓国人が背中にラジカセなどの小物電化製品を担いで、彼らの住む辺鄙な山村に売りに来たそうな。
その韓国人達のバイタリティーにほとほと感心していた。製品はと言うと粗悪品ですぐ壊れたとのこと。
職場で彼らと親しくなり、いろいろ話を聞かせてくれた。その内容は、外国に行った経験のない私にはとても興味深かかった。
ある日、特に親しくなったブラジル人の寮を訪ねて行ったら、彼は買ったばかりのCDプレーヤーを自慢げに私に見せてくれた。8千円ほどしたそうな。
私はピンときた。彼は日本製と思っている。裏を見ると案の定チャイナ。
彼にとって8千円は安いとは感じなかったのだろう。日本で売っている電気製品は全て日本製と思っていたとのこと。
日本のメーカーも、今では中国でもインドネシアでもどこでも造っていると言ったら、ショックを受けていた。
それからの買い物は店員にしつこいくらい、これ日本製ですか?の連発である。
彼にとって日本製品は憧れではあるが買える対象ではなかったらしい。
それが日本に来て1日12時間、さらに2〜3時間残業して月手取り40万円ほど稼ぐようになって、日本製品が買える対象になったもんだから、さあ大変!
二度と彼の買い物にはつき合いたくないと思った。気にいった商品が有ると、もう動かないのである。
ねえ、もう行こうようと言っても、もうちょっと待って。で閉店までいるのである。こっちはヘトヘト。
彼に限らず、日系人でなくとも南米人の日本製品崇拝神話はすごいらしい。
こういう人達のいる南米に、日本メーカーは、もっと積極的に攻勢をかけたほうがいいんではなかろうか。
うかうかしてると、例のごとくお隣の国に先を越されるかも?
その後、彼の消息は知らない。
ニコンの一眼レフを手にした時の、彼の嬉しそうな顔を今でも思い出す。
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