ユギオII - その83
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/05/25 22:51 投稿番号: [56120 / 73791]
投稿者:チー
<その83>
海江田は少し考えてから、
「さあ、それはどうですか..?
あなた方を中国が、いや、胡政権が支持しなければならない理由がありますか?」
カンは考えていたが、
「胡主席様が今回の件をご存知なかったとしても、我々を支持せねばならないと考えております..」
「ん、どういうことですかな?」
海江田はさも不可解そうな表情を浮かべていた。
「胡主席様が今回の我々幹部会の決定をご存知無いはずがありません..」
「ほう..?」
「おそらく、苦慮されていると存じます..」
「苦慮?」
「はい、そうです。中国の一部急進派、強硬派にどう対処したものかと..?」
海江田は、このカンの言葉に興味を示した。
「海江田様、中国の複雑な事情は我々も十分とは言えませんが、かなり承知しているつもりでおります..。胡主席様も金一族には疑念を抱いていると考えます..」
「ほう?」
「胡主席様は、我々支持してくださる以外、他に選択肢はないでしょう..。これから胡主席様に我々の意向を申し上げれば、日本政府が我々を支持してくださるように、我々を支持してくださるでしょう..。そうでなければ、我々は中国とも戦う以外に道はありません。我々の悲願です..」
カンには、決意と悲壮感が漂っていた。
「ほほう..」
そう言いながら、海江田はカンを凝視した。
その時ドアにノックの音がし、川嶋と田所が昼食を運んできた。
「あなたの好き嫌いをお尋ねしなかったが、果たしてお口に合うかどうか..」
並べられた食事に目をやりながら海江田が言った。
「いえ、このような食事ができる私は..。北の人民は、草の根や木の皮まで食べて飢えをしのんでおります..」
このカンの言葉に、海江田の目が一瞬光った。
<失礼いたします>
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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