ユギオII - その81
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/05/25 22:41 投稿番号: [56118 / 73791]
投稿者:チー
<その81>
「君は、いつもバッサリ切り捨てた物の言い方をするね、あははは..」
三枝は苦笑したが、カンはこの川嶋の言葉に神妙に耳を傾けていた。
「しかし、人民解放軍なのか、別の勢力なのか分からんが、誰かが北の親中派を煽っているふしがあるが..」
三枝が聞くと、
「あわよくば、北に親中派政権でもおっ立てようという算段なんじゃないですか?
それでなくとも中国が懸念しているのは、北の核がいつ中国に向くかということですからね..。これは胡派にとっても、願ってもないことですからね..」
「では、人民解放軍の積極介入はない、と君は見ているのかな?」
「ええ、軍の一部の狂信者を除けば、今の中国は日本や米国とことを構えたくないというか、国家発展のためには我々の協力が欠かせないと考えていますからね。もし、親中派をけしかけているんでしたら、金正日体制をつぶして、親中派に実権を握らせようとしてるだけじゃないですか?
それだけだと思いますよ。ですが、金正日に代わる人物が北にいるんですかね?
いないんじゃないですか?
足の引っ張り合いで、北は大混乱するんじゃないですか?
だいたいあの民族は、まとまったためしがないですからね..」
三枝は、川嶋が朝鮮王擁立の情報までは海江田から聞いていないと察した。三枝にとっても、朝鮮王の情報は今朝勝俣から聞いたばかりであった。しかし今、川嶋が中国人民解放軍の狂信者と言った言葉が妙に引っかかった。
一方、カンは北京の街並みを車窓から眺めていたが、神経は川嶋の話に集中しているようであった。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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