ユギオII - その61
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/05/15 22:00 投稿番号: [55767 / 73791]
投稿者:チー
<その61>
カンに悲壮感が漂っているのを李は見た。
「では聞くが、中国旧政権派にとり北の一方的な南侵は世界の批判を招き、逆効果だと思うが、どうかね?」
カンは李に意外な顔を向けると、
「ですから、北の南侵を正当化させるのです。すべては南が悪いという大儀名分を持たせるのです」
「ん?
よくわからんが..」
李のこの言葉にカンは苦笑した。
「北は、これから貴国に無理難題を押し付けるでしょう。あなたも朝鮮民族ならこれがどういうことかお分かりになると思いますが..」
「ビラか?」
「それもあります。金体制を侮辱している、喧嘩を売っている、と捉えています。我々にもプライドがありますからね。でも、このビラ散布はとても効果がありますから、ぜひ続けられた方がいいでしょう。問題はその内容にあります。過激なプロパガンダメッセージはぜひやめられた方がいいと存じます。過激なメッセージは、必ず反発を誘います。ですから、おだやかに、真実をありのままに伝えることの方が自然で効果があります..」
李はうなずいた。
「他にEEZか?」
「ええ、これも強力な理由です。北では不満が募っていますからね。しかし、強力なカードはこれだけではありません。とにかく、彼らは南侵を正当化するために、これからありとあらゆる手段をとるでしょう。この挑発に乗ってはいけません。貴国は世界の了解が得られるように、あくまでも慎重に対処してください..」
「……」
「最も危険なことは、最も彼らが望んでいることは、米軍の介入です。こうなれば、中国旧政権派に大儀名分を与えることになります。すなわち、彼らを勢い付かせることになります..」
「では、米軍の介入を私が阻止したらどうなるかね?」
カンは考えていた。
「閣下にそれができますか?」
「ん?
私にできないとでも思っているのかね?」
李は、ムッとた。
「すみません、それを確かめたかったのです。失礼をお許しください..」
カンは軽く頭を下げた。
「しかし、他にも中国人民解放軍が介入する口実があります」
「内乱か?」
カンは苦笑した。
「ええ、我々が蜂起すれば内乱になります。この内乱により親中派と忠臣派が中国人民軍の介入を要請する可能性があります。これを閣下はどう阻止しますか?
阻止できますか?」
「……」
李は返答につまった。
<今夜はここまでです^^;>
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