ユギオII - これまでのあらすじ(2)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/05/03 18:04 投稿番号: [55010 / 73791]
投稿者:拓
<あらすじ(2)>
韓国の新大統領に選ばれた李は、それまでの左翼政権の政策を180度方向転換し、北朝鮮との独自の融和政策を進める一方で、前政権が残した大きな政府から小さな政府への移行、染み付いた左翼思想の是正、そして沈滞した経済の活性化など、さまざまな方策を打ち出そうとしていた。しかし、大統領就任直後に襲った世界的金融危機の対応に足元をすくわれ、支持率も大幅に低下し、野党の猛攻撃を受けるなど、当初は自身が掲げる改革が遅々として進まなかったのである。しかし、ここにきて李は金融危機を機会に韓国経済再生を名分に公費削減への大なたを振るった。公費節減のみならず、公務員の大幅な削減に着手したのである。これには、軍の大改革も例外ではなかった。
李は、軍の近代化を図ってこそ周辺国に対する抑止力があることをよく知っていた。前政権は、北に対する無制限な太陽政策を推進するあまり、北を刺激してはならない、北の反発を招いてはならないという理由で、北の顔色を伺いながら、北の傲慢な注文もことごとく受け入れていた。中でも不可解なのは、軍をないがしろにし、韓米同盟までズタズタにしたことである。その結果、韓国民は北の核の脅しの下で生活しなければならない結果となった。この時点の韓国軍は、徴兵義務兵を含めて陸海空正規軍が69万人、予備役380万人であった。
これに対し、世界でも5指に入るほど強力だと評価されている日本自衛隊の総兵員数はわずか24万人であり、予備役も5万人に満たなかった。反面、日本の防衛費はわずかそのGDPの1%(443億ドル-2005年)といいながらも、日本のGDPは巨大であるから、この防衛費だけでも世界の5指に入っていた。世界の最先端を行く装備が保有出来る理由であった。
では、韓国はどうであろうか?
日本の人口の約1/3足らずの韓国がそのGDPの3%(210億ドル-2005年)の予算で日本自衛隊の3倍弱の兵員を抱えていて、人件費の占める割合がはるかに多く、近代兵器も満足に装備できないというジレンマに陥っていたのである。
近代戦では、かっての朝鮮戦争時のような人海戦術はもはや通じない。とにかく軍の近代化を急がなければならない、と李は考えていた。
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