ユギオ2(その114)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2009/03/17 16:46 投稿番号: [52285 / 73791]
投稿者:大介&拓
「我々が今までに収集した情報を分析しますと、クーデター以外考えられませんが..」
「ん? クーデター? どこのクーデターのことを言っておる、北か?」
「いえ、人民解放軍です」
江の顔色が一瞬青ざめるのを、三枝は見逃さなかった。
その時、ドアにノックの音が聞こえ、例の秘書の男が入ってきた。男は江に何やら耳打ちすると、江は腕時計を見た。
「小山田先生、ついお懐かしくて時間がたつのを忘れてしまいましたわ..」
江は小山田に苦笑いを浮かべた。
「そうですな、私もつい..」
小山田も苦笑で返した。
「ところで三枝さん、今のお話しは私の方でも至急調べてみましょう..」
江は口元に大きな笑みを浮かべていたが、眼鏡の奥の目は相変わらず三枝を冷かに射ていた。三枝は「よろしくお願い申し上げます」と言うような素振りで無言のまま丁寧に江に頭を下げた。
江は、飯店の出口まで見送ると言った。店内の客たちのほとんどは、突然現れた江に驚いたようであったが、三枝には何組かが江よりも三枝たちに全神経を集中しているのが分った。
江と両手で別れの握手をし、車に乗ろうとした小山田は、ふと思い出したように江を振り返ると、
「江先生、我々はこれから温首相に会う予定になっておりますが、なにかご伝言でもありますかな?」
と言った。
「ん?」
江は一瞬戸惑ったようであったが、付いてきた秘書の男と小声で何やら話すと、
「胡主席とぜひお会いしたいと申していたとお伝えくださらんかな? それも近日中ということで..」
そう言いながら、江は大きな作り笑いを浮かべた。
「どう思うかね?」
小山田が助手席で車外に目を配っていた三枝に聞いてきた。
「やはり何か知っているようですね。祭り上げられているのではないでしょうか?」
「ふむ..、しかしクーデターとはな。君もよく言ったもんだな、あははは..」
「いや、おはずかしいですが、これは川嶋君の分析です..」
「ほう..?」
「北の親中派が一部中国人民解放軍の全面的なバックアップを取り付けて、金正日の忠臣派を煽ったと考えられます。これに親露派が同調したということでしょう。かなり前から周到に計画されていたのではないかと思われます。しかしですね、ひっかかることは、ま、カンの中間派が同意した意図は分かりますが、親露派までなぜこんな無謀な計画に同調したかということです..」
「ん、どういうことかな?」
小山田は、いかにもその先を聞きたいというような口ぶりで言った。
「胡政権はもちろんだと思いますが、江派にとっても、北の核武装は到底容認できないことでしょう。だからと言って、北朝鮮の南進を積極的に支援するふりまでして、北の核を中国が管理下におさめようとするなんて到底考えられません。今の経済発展やチベット、新彊、内蒙古問題を見ても、中国には暴挙じゃないですか? できないことだと考えます。一部人民解放軍によるクーデターもナンセンスですね。国が混乱するか、すぐに制圧されてしまうのがおちでしょう」
「ん? 君は何を言いたいのかな?」
三枝は少し考え込んだが、
「裏で操る第三の勢力がある気がしてなりません?」
「第三の勢力?」
「ええ、そういう気がします..」
「ふむ…」
んじゃ^^
「我々が今までに収集した情報を分析しますと、クーデター以外考えられませんが..」
「ん? クーデター? どこのクーデターのことを言っておる、北か?」
「いえ、人民解放軍です」
江の顔色が一瞬青ざめるのを、三枝は見逃さなかった。
その時、ドアにノックの音が聞こえ、例の秘書の男が入ってきた。男は江に何やら耳打ちすると、江は腕時計を見た。
「小山田先生、ついお懐かしくて時間がたつのを忘れてしまいましたわ..」
江は小山田に苦笑いを浮かべた。
「そうですな、私もつい..」
小山田も苦笑で返した。
「ところで三枝さん、今のお話しは私の方でも至急調べてみましょう..」
江は口元に大きな笑みを浮かべていたが、眼鏡の奥の目は相変わらず三枝を冷かに射ていた。三枝は「よろしくお願い申し上げます」と言うような素振りで無言のまま丁寧に江に頭を下げた。
江は、飯店の出口まで見送ると言った。店内の客たちのほとんどは、突然現れた江に驚いたようであったが、三枝には何組かが江よりも三枝たちに全神経を集中しているのが分った。
江と両手で別れの握手をし、車に乗ろうとした小山田は、ふと思い出したように江を振り返ると、
「江先生、我々はこれから温首相に会う予定になっておりますが、なにかご伝言でもありますかな?」
と言った。
「ん?」
江は一瞬戸惑ったようであったが、付いてきた秘書の男と小声で何やら話すと、
「胡主席とぜひお会いしたいと申していたとお伝えくださらんかな? それも近日中ということで..」
そう言いながら、江は大きな作り笑いを浮かべた。
「どう思うかね?」
小山田が助手席で車外に目を配っていた三枝に聞いてきた。
「やはり何か知っているようですね。祭り上げられているのではないでしょうか?」
「ふむ..、しかしクーデターとはな。君もよく言ったもんだな、あははは..」
「いや、おはずかしいですが、これは川嶋君の分析です..」
「ほう..?」
「北の親中派が一部中国人民解放軍の全面的なバックアップを取り付けて、金正日の忠臣派を煽ったと考えられます。これに親露派が同調したということでしょう。かなり前から周到に計画されていたのではないかと思われます。しかしですね、ひっかかることは、ま、カンの中間派が同意した意図は分かりますが、親露派までなぜこんな無謀な計画に同調したかということです..」
「ん、どういうことかな?」
小山田は、いかにもその先を聞きたいというような口ぶりで言った。
「胡政権はもちろんだと思いますが、江派にとっても、北の核武装は到底容認できないことでしょう。だからと言って、北朝鮮の南進を積極的に支援するふりまでして、北の核を中国が管理下におさめようとするなんて到底考えられません。今の経済発展やチベット、新彊、内蒙古問題を見ても、中国には暴挙じゃないですか? できないことだと考えます。一部人民解放軍によるクーデターもナンセンスですね。国が混乱するか、すぐに制圧されてしまうのがおちでしょう」
「ん? 君は何を言いたいのかな?」
三枝は少し考え込んだが、
「裏で操る第三の勢力がある気がしてなりません?」
「第三の勢力?」
「ええ、そういう気がします..」
「ふむ…」
んじゃ^^
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.