砂上の楼閣?…韓国造船業
投稿者: inside009 投稿日時: 2006/10/26 20:25 投稿番号: [5111 / 73791]
いかに重厚長大産業といえども重要なのは受注額ではなく収益性です。
LNG船など高付加価値船にシフトしつつあるとはいっても、急速なウォン高と鋼材(厚板)価格の上昇が採算を圧迫しています。いわゆる「利益無き繁忙」の状態になる危険性が…
『韓国造船絶好調! 7−9月期受注額124億ドル -- -(朝鮮日報)
今年第3四半期の国内造船メーカーの船舶受注額が前年同期比106%増の124億ドル(11兆8000億ウォン程度、1兆4747億円程度 )を記録、過去最大となった。
産業資源部は25日、このように発表し「物量基準で総152隻597万トンを受注、前年同期比で142%増加した」と話した。
9月末現在、国内メーカーは3.6年分の建造物量に達する4290万トン(1116隻)の受注残量を確保したものと調査される。
産業資源部のキム・ヨンレ輸送機械チーム長は「昨年の第3四半期以降、船主の企業がコンテナ船などを大量発注したうえ、国内造船メーカーも建造能力を増強して大量受注に乗り出し、受注が急増している」と話した。 』
…と、あたかも「わが世の春」のような書きっぷりですが。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/26/20061026000035.html
◆2004年の時点◆
<当時の山口銀行のHPに記載された韓国の造船業界>
『収益面では苦戦
こうした収益性の悪化の原因は、各社とも船舶建造量が増加しているものの、昨年出荷されたのは2〜3年前に受注した低価格船舶の建造分で、持続する厚板価格の上昇やウォン高による為替差額を船舶価格に転嫁できないことにある。
これは、受注と建造時期に数年のタイムラグが生じる造船業特有の構造的な課題を浮き彫りにしている。しかし船舶価格は回復傾向にあり、鉄鋼材の価格や為替相場が安定することを前提として、今年度後半からは各企業の収益性も次第に改善していくものと見込まれる。』
https://www.yamaguchibank.co.jp/T201/asia/y2005/pusa03.htm
<その時のウォン相場>
『◆ウォン高とまらず…4年ぶりの「1110ウォン台」 -- -(朝鮮日報)
▲外換銀行のディーリングルーム
為替レートが4年ぶりに「1ドル=1110ウォン」台に突入した。
29日、「ドル/ウォン」レートは前日より5.40ウォン急落した1ドル=1119.60ウォンで取引を終えた。2000年10月10日に1119ウォンをつけて以来の最低水準だ。8取引日間で下げ幅が25.20ウォンに達している。
ドル=円レートが105円に迫り円高基調を維持し、ドル/ウォンレートも並行してウォン高となった。
中国の金利引き上げにより人民元切り上げの可能性が浮上した点もウォン高をけん引した。対中輸出減少よりは大統領選以降の米国の通商圧力強化への懸念などにより敏感な姿を示した。』
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/29/20041029000048.html
◆そして2006年現在◆
『●100円=800ウォン時代…景気低迷の恐れ -- -(東亜日報)
円・ウォンレートが100円=800ウォンを脅かすほど急落していることから、韓国企業の収益性悪化と全般的な景気低迷を憂慮する声が大きくなっている。
1970年代以後、韓国経済の景気循環過程を振り返ってみると、ウォン安の時は、韓国経済が好況だった半面、ウォン高の時は不況だったことが多かった。
特に、現在の経済状況が、経常収支が急速に悪化するなど各種経済指標に「赤信号」が灯った通貨危機直前と類似しているという点で、一角ではややもすれば「経済危機」になるのではないかという憂慮も出ている。』
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2006100407298
かつてオイル・ショックと円高に泣いた日本の造船界を思い出しますね。
より海事、造船に詳しくなりたいという方はどうぞ、ご参考に。
http://www.nmri.go.jp/main/news/generalemeeting/h17kouenkai/kouen06.pdf
LNG船など高付加価値船にシフトしつつあるとはいっても、急速なウォン高と鋼材(厚板)価格の上昇が採算を圧迫しています。いわゆる「利益無き繁忙」の状態になる危険性が…
『韓国造船絶好調! 7−9月期受注額124億ドル -- -(朝鮮日報)
今年第3四半期の国内造船メーカーの船舶受注額が前年同期比106%増の124億ドル(11兆8000億ウォン程度、1兆4747億円程度 )を記録、過去最大となった。
産業資源部は25日、このように発表し「物量基準で総152隻597万トンを受注、前年同期比で142%増加した」と話した。
9月末現在、国内メーカーは3.6年分の建造物量に達する4290万トン(1116隻)の受注残量を確保したものと調査される。
産業資源部のキム・ヨンレ輸送機械チーム長は「昨年の第3四半期以降、船主の企業がコンテナ船などを大量発注したうえ、国内造船メーカーも建造能力を増強して大量受注に乗り出し、受注が急増している」と話した。 』
…と、あたかも「わが世の春」のような書きっぷりですが。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/10/26/20061026000035.html
◆2004年の時点◆
<当時の山口銀行のHPに記載された韓国の造船業界>
『収益面では苦戦
こうした収益性の悪化の原因は、各社とも船舶建造量が増加しているものの、昨年出荷されたのは2〜3年前に受注した低価格船舶の建造分で、持続する厚板価格の上昇やウォン高による為替差額を船舶価格に転嫁できないことにある。
これは、受注と建造時期に数年のタイムラグが生じる造船業特有の構造的な課題を浮き彫りにしている。しかし船舶価格は回復傾向にあり、鉄鋼材の価格や為替相場が安定することを前提として、今年度後半からは各企業の収益性も次第に改善していくものと見込まれる。』
https://www.yamaguchibank.co.jp/T201/asia/y2005/pusa03.htm
<その時のウォン相場>
『◆ウォン高とまらず…4年ぶりの「1110ウォン台」 -- -(朝鮮日報)
▲外換銀行のディーリングルーム
為替レートが4年ぶりに「1ドル=1110ウォン」台に突入した。
29日、「ドル/ウォン」レートは前日より5.40ウォン急落した1ドル=1119.60ウォンで取引を終えた。2000年10月10日に1119ウォンをつけて以来の最低水準だ。8取引日間で下げ幅が25.20ウォンに達している。
ドル=円レートが105円に迫り円高基調を維持し、ドル/ウォンレートも並行してウォン高となった。
中国の金利引き上げにより人民元切り上げの可能性が浮上した点もウォン高をけん引した。対中輸出減少よりは大統領選以降の米国の通商圧力強化への懸念などにより敏感な姿を示した。』
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/29/20041029000048.html
◆そして2006年現在◆
『●100円=800ウォン時代…景気低迷の恐れ -- -(東亜日報)
円・ウォンレートが100円=800ウォンを脅かすほど急落していることから、韓国企業の収益性悪化と全般的な景気低迷を憂慮する声が大きくなっている。
1970年代以後、韓国経済の景気循環過程を振り返ってみると、ウォン安の時は、韓国経済が好況だった半面、ウォン高の時は不況だったことが多かった。
特に、現在の経済状況が、経常収支が急速に悪化するなど各種経済指標に「赤信号」が灯った通貨危機直前と類似しているという点で、一角ではややもすれば「経済危機」になるのではないかという憂慮も出ている。』
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2006100407298
かつてオイル・ショックと円高に泣いた日本の造船界を思い出しますね。
より海事、造船に詳しくなりたいという方はどうぞ、ご参考に。
http://www.nmri.go.jp/main/news/generalemeeting/h17kouenkai/kouen06.pdf
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.