Re: 日本の実力の一側面
投稿者: uberzeitgeist 投稿日時: 2009/01/17 10:14 投稿番号: [47707 / 73791]
ahoruda333さん
お早うございます
2003-04年の為替介入の評価はさておき、以下2点について考えをまとめてみました。
◇90円割れで介入しない理由
2003-04年当時は100円割れの阻止を目標として介入しました。現在90円割れでも介入しないのは、
①日本の企業・銀行の基礎体力が当時よりもはるかにいい状態にあること
②日米のインフレ率格差から試算する購買力平価は現在75円ぐらいと推定されること
③現在の危機において国際協調が第一とされている環境において、大国の日本が円安介入に踏み切る訳には行かないこと
以上の3点の理由によります。勿論75円まで介入しないのではなく90-80円の何処かで介入に出てくると思います。
◇基軸通貨の要件
①外貨準備・投資通貨としての機能(自由な運用市場が整っているか。この点から中国の元は準備・投資通貨たりえません)
②契約通貨としての機能(円建て表示にするかドル建てにするかはその企業の製品の競争力によります。たとえば村田の電子部品は半分円建て、半分ドル建てです。為替リスクを誰が負うのかです。契約当事者の弱いほうが負うことになります。国際商品はほとんどすべてドル建てです。この点米国は為替リスクフリーです)
③媒介通貨としての機能(円からルピーに換えるには一旦ドルに替えそれをルピーに替えます)
円とユーロについて以上三つの機能をチェックすると円が持っているのは①だけであり、ユーロはそれに加えて、一定の地域においては②と③の機能も持っています。
円は機軸通貨たりえません。ユーロは要件をほぼ満たしてはいますが、最大の弱点はユーロ域内に中央統一政府がないことです。このため真の機軸通貨足りえません。
すなわちドル以外に代わるものがないのです。金は量が少なすぎ現在のような国際経済の規模に耐えられません。ドル崩壊とかれこれ30年以上言われても崩壊しないのはそのためです。
現在のような危機でも崩壊しません。仮に一ドル80円となったら日本から大量のドル資産保有需要・ドル買いが湧き出す筈です。
これは メッセージ 47682 (ahoruda333 さん)への返信です.
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