中韓の危機感の相違
投稿者: uberzeitgeist 投稿日時: 2008/12/17 19:48 投稿番号: [46108 / 73791]
北京週報日本語電子版は、先週開催された中央経済工作会議の解説記事において以下のように述べています。
「金融危機が中国に与えた打撃は予想を上回るもので、成長の維持が一層困難になった。
誇張ではなく、現在の中国は改革開放以来最大の経済的難局にあり、世界規模でみれば、金融危機が世界的な経済危機に変わりつつあり、中国へのマイナス影響は出始めたばかりで、これからの中国経済が成長を維持することは非常に困難で、こうした点について中央政府は非常にはっきりと認識している。
会議では、現在の金融危機はそれ自体まだ底を打っていないばかりでなく、実体経済への影響が一層深まりつつあり、その深刻な影響が今後一層顕在化する見込みであることが指摘された。」
中国指導部の危機感は想定を大きく上回るものです。
これに対して、韓国政府の経済見通しは朝鮮日報日本語電子版が伝えるところによれば次のようです。
「企画財政部は16日、政府による来年の経済運営の方向性について、来年の経済成長率が2%台に留まることが予想されるとしながらも、目標としてこれを上回る3%を掲げた。
企画財政部経済政策局の陸東翰局長は『世界経済が以前の成長率を回復するのは2011年ごろになるとみられるが、来年は減税や財政支出などの政策で効果が出れば、1%ほどのプラスは期待できるだろう』と述べた。」
以前に較べれば見通しは厳しくなったとはいえ中国指導部の危機感と較べれば生温いといえるでしょう。
(11月輸出の落ち込みは韓国▲19%弱、中国▲2.2%であり、鉱工業生産については韓国が10月▲1.8%、中国が11月5.4%でした)
この危機感の相違は何処から来るのかを考えてみると、
①独裁体制と選挙民主主義体制の違いから。成長が急失墜すると共産党政権への不満が一気に表面化し正統性が揺れ動く確率が高まるのに対し、李政権はたとえマイナス成長となっても正統性が揺らぐことはない。但し、社会不安が増大し体制が動揺する確率は高まる
②中国は今年前半まで11%成長という猛烈なスピードで成長していたが、足元は恐らく年率3%前後にまで落ち込んでいると推定される。経済社会のモメンタムは勢い余ってつんのめり状態にあると推測され社会に大きな混乱を惹き起こしつつあると推定できる。これに対し、韓国経済は今年前半3-4%成長、現在はゼロ%成長と衝撃の度合いが中国に比べれば緩やかといえる
③中国指導部は事態を厳しく認識しているのに対し、李とその経済チームは何時ものように甘く考えている
中国はいまや韓国の最大の輸出先でありその中国が過去30年において「最大の経済的難局」にあると言明しているにもかかわらず、韓国は「政策の効果が出れば、1%ほどプラスは期待できるだろう」と考えています。
年明けからまた慌てだすのでしょう、韓国は。
「金融危機が中国に与えた打撃は予想を上回るもので、成長の維持が一層困難になった。
誇張ではなく、現在の中国は改革開放以来最大の経済的難局にあり、世界規模でみれば、金融危機が世界的な経済危機に変わりつつあり、中国へのマイナス影響は出始めたばかりで、これからの中国経済が成長を維持することは非常に困難で、こうした点について中央政府は非常にはっきりと認識している。
会議では、現在の金融危機はそれ自体まだ底を打っていないばかりでなく、実体経済への影響が一層深まりつつあり、その深刻な影響が今後一層顕在化する見込みであることが指摘された。」
中国指導部の危機感は想定を大きく上回るものです。
これに対して、韓国政府の経済見通しは朝鮮日報日本語電子版が伝えるところによれば次のようです。
「企画財政部は16日、政府による来年の経済運営の方向性について、来年の経済成長率が2%台に留まることが予想されるとしながらも、目標としてこれを上回る3%を掲げた。
企画財政部経済政策局の陸東翰局長は『世界経済が以前の成長率を回復するのは2011年ごろになるとみられるが、来年は減税や財政支出などの政策で効果が出れば、1%ほどのプラスは期待できるだろう』と述べた。」
以前に較べれば見通しは厳しくなったとはいえ中国指導部の危機感と較べれば生温いといえるでしょう。
(11月輸出の落ち込みは韓国▲19%弱、中国▲2.2%であり、鉱工業生産については韓国が10月▲1.8%、中国が11月5.4%でした)
この危機感の相違は何処から来るのかを考えてみると、
①独裁体制と選挙民主主義体制の違いから。成長が急失墜すると共産党政権への不満が一気に表面化し正統性が揺れ動く確率が高まるのに対し、李政権はたとえマイナス成長となっても正統性が揺らぐことはない。但し、社会不安が増大し体制が動揺する確率は高まる
②中国は今年前半まで11%成長という猛烈なスピードで成長していたが、足元は恐らく年率3%前後にまで落ち込んでいると推定される。経済社会のモメンタムは勢い余ってつんのめり状態にあると推測され社会に大きな混乱を惹き起こしつつあると推定できる。これに対し、韓国経済は今年前半3-4%成長、現在はゼロ%成長と衝撃の度合いが中国に比べれば緩やかといえる
③中国指導部は事態を厳しく認識しているのに対し、李とその経済チームは何時ものように甘く考えている
中国はいまや韓国の最大の輸出先でありその中国が過去30年において「最大の経済的難局」にあると言明しているにもかかわらず、韓国は「政策の効果が出れば、1%ほどプラスは期待できるだろう」と考えています。
年明けからまた慌てだすのでしょう、韓国は。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.