ユギオ2(その109)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2008/12/15 00:00 投稿番号: [45964 / 73791]
投稿者:大介&直子
「陛下、この朝鮮族義勇軍を陛下の味方に付けることが重要になると存じます」
三枝の言葉にカンも李も考え込んだ。
「李さんは、どう思われます?」
カンの存在は、いずれ分ることであった。
「我々朝鮮族の歴史の象徴ともいえる朝鮮王家の血を引く義弟が生きていると知れば、目の前にいる義弟が人民の前に姿を現せば、それこそ我が人民は歓喜してお迎えするはずです。流浪の民のような立場に置かれている我々朝鮮族には、これで民族自決の名分が、錦の御旗が授かったも同然です。この我々の土地で、我々朝鮮族は漢族と共存はできても、決して心まで許しておりません。差別され、針のムシロの上に座っているような生活の毎日です。かと言って、金一族も我々は許しておりません。あのような金一族による金一族のためだけの恐怖支配は絶対に許せません。大勢の脱北者たちの現状を見れば、北の同胞たちがどういう惨状にあるのかよくわかります。しかし..」
「ん?
しかし..?」
三枝の問いに、李は一呼吸置くと、
「我々朝鮮族が朝鮮王の御旗の下に自決しようとすれば、中国政府は黙っていないでしょう。必ず激しく弾圧してくるはずです。中国政府は、民族自決運動を異常なほど嫌いますからね。ですから、中国政府、いえ、中国共産党とどう折り合いをつけるか、大変重要になると考えます」
李は、大きくため息をついた。
「皇帝陛下の生存を信じている人は、どの位いるとお考えですか?」
「え?」
三枝の問いかけに、李は一瞬戸惑った顔であったが、
「ほとんどいないと言ってよいかも知れません。すでに金日成に全員粛清されたもの、絶えたものと思っておりましょう。実はこの私ですら半分あきらめていたのです..」
「では、竜頭の白斑の人物についてはどうですか?」
「そうですね、竜頭の白斑の人物は幻の皇帝として、かなり人民に知れ渡っていると考えます。噂が噂となって広がり、我々の白竜王が、幻の皇帝が、いつかきっと現れるものと祈念されております。ですが、本当に実在した、いえ、実在すると信じている人は、私の親類縁者を除き、皆無かと存じます。でも、でも..、本当に驚きました。こうして生きておられて、お会いできるとは、まったく夢のようです..」
李は、まだ信じられないと言った顔つきでカンを見た。
「あなたの妹さんの夫、少佐は、竜頭の白斑の人物があなたの義弟であり、正統な朝鮮王家の血を引く人物であることをご存知ですか?」
「え?
はい、少佐は写真を見ておりますから..」
「そうですか...」
三枝は思案した。
んじゃ(´・ω・`)
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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