ユギオ2(その99)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2008/12/08 01:04 投稿番号: [45532 / 73791]
投稿者:大介&直子
「海江田様、私をロシアに連れて行ってくださいませんか?
プーチンさんに会わせていただけませんか?」
カンがふいに言った。海江田は、驚いたようにカンを見たが、カンの目は真剣そのものであった。
「私もあなたをモスクワへご一緒させるつもりでおりましたが、あなたのご身分を知ってしまった以上、私の一存では決めかねます。まず東京と相談してみましょう。それにしても、なんとも大胆ですな..」
カンはにが笑いを浮かべたが、
「ヘリが欲しいのです。ロシア製のヘリが必要なのです..」
「ん、ヘリ?」
「ええ、我々の兵士たちを輸送するヘリです..」
「何機ぐらいかな?
資金は?」
「多ければ多いほどいいのですが、ヘリのパイロットが7〜8名しかおりません。それと..、資金はありません..」
海江田はあっけにとられていたが、やがてニコリとして、
「分かりました、何か考えてみましょう..」
「え?
はい、ありがとうございます」
「他には?」
海江田の問いにカンは一瞬戸惑っていたが、
「武器と弾薬です。対戦車用と歩兵用です..」
「どのくらい?」
「はっきりとは言えませんが、少なくても4万の新しい兵力が装備できるほど..」
「4万?」
「ええ、多いですか?」
このカンの言葉に海江田は苦笑した。
「いえ、逆です。かなり少ない兵力に驚いております..」
「あ、この4万人は我が派の予備役から見込んでいる数字です。我が国の正規軍は110万ですが、その内陸軍が約100万です。これに予備役が400万、労農赤衛隊が300万ですが、実際に武器を持って戦えるのは、正規軍110万と予備役200万と考えております。我が派で現在軍務に付いている正規軍は約6万ですが、これに年齢的にまだ壮健な予備役4万が確保できます。しかし、実際に南進の命令が下されたら、おそらく我が正規軍の半数以上は前線であるDMZへ送られるでしょう。したがって、我が革命軍は残存する部隊とこの予備役が主体になります。ですが、予備役にはまともな装備がありません..」
「・・・・・」
海江田が無言でいると、
「親露派を味方に付けることができれば、兵力はこの倍になります。老いた人民や女子にまで武器は持たせたくありません。金正日派と親中派の大半の兵士たちが我々に味方してくれるよう祈っておりますが、そうならないかも知れません..」
「そうならない場合は?」
「戦うしかありません..」
海江田は、カンの目から悲壮な決意を読み取った。
そして、しばらく考えていたが、
「では、何をどのくらい必要としているのか、東京を通じてあなたの同志の方々と相談してみましょう..」
「え?
あっ、そうしてくださいますか?
そうしていただければ..、ありがたいです..」
カンは、すまなそうに頭を下げた。
んじゃ(´・ω・`)
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/a4a4a4ha4a4a4h4z9qbeclga4xa5aba5a6a5sa5ha5c0a5a6a5sa1aa_1/45532.html