ユギオ2(その67)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2008/11/17 21:55 投稿番号: [44520 / 73791]
投稿者:大介&直子
「李です」
李が受話器を取ると、
「やあ、秘書官からまだお休みではないと聞き、夜分ではありますがお電話しました..」
日本人特有の英語ではあったが、太い張りのあるいつもの竹原の声であった。
「いやいや、こちらからも今お電話差し上げようと思っていたところです。以心伝心ですな、あっはははは..」
李もあまり得意ではない英語で応えた。
「いやいや、そう言っていただくと話しやすい..」
「それで..?」
「閣下は、あの男、北の密使とお会いしましたかな?」
「ええ、今日午前に会いました。しかし、驚きましたなあ..」
「まったくですな、金正日がいまだ昏睡状態と聞いているが、側近連中がこんな大それた決定を下すとは、バックに誰かいるんじゃないですかな?」
李は一呼吸置いた。
「ええ、あの男が言うには中国旧政権側の人民解放軍だそうです。介入の口実を狙っているようだと..。なんでも胡政権を引きずり下ろす算段のようです..」
「閣下がそこまで分かっているなら話は早い。それで閣下はどうするおつもりかな?」
李は、逆に武原に聞きたいところであったが、
「明日、すぐにでも胡主席にこの件で連絡しなければならないと思っておりますが、その前にあの北の密使という男がどういう人物で、はたしてどこまで信用していいのか迷っております..」
李がそう言うと、やや間を置いて、
「私もそこのところが肝心と思い、我々が入手したあらゆる情報を分析させたが、北の幹部会の決定はどうやら間違いないらしい。6月25日未明もどうやら間違いないようだ..」
「そうですか、我が方でも今回の件は否定できない、そういう動きがあるとの報告が多数入っております..」
「そうならば、お互い、用心にこしたことはないですな..」
「ところで武原首相..」
「ん?」
「あの北の密使の男、カンとか申す男が中国の胡主席にしきりに会いたがっておりますが、どうお考えですか?」
すると、
「いやあ、実はそのことで閣下に夜分にもかかわらずお電話申し上げたのです。明朝、日本大使館から迎えを出しますから、あの二人を出してくれませんかな? 北京に送ろうと考えております」
この武原の言葉に、李は「日本側の情報、動きが先行している」と思った。
「彼は胡主席に会えましょうか? とにかく突然のことですから..」
「あはははは、もしこれが本当なら、会わなければ、胡は罠に嵌って引きずり下ろされよう..」
武原の声は、さも自身あり気であった。
「では、おまかせしてよろしいですか?」
「明後日、我が国の日中友好議員団が訪中することになっている。その下準備の一員として彼らを送る。胡には私からも連絡しよう」
「そうですか、それはありがたい..」
李がそう言うと、
「そうですな、貴国の誰か信頼できる人物も同行させた方がよろしくはないかな?」
李は少し考えたが、
「では、私の兄を、議長を同行させましょう..」
「それはいい」
「ところで、気になることがひとつ..」
「ん、何かな?」
「ロシアです。ロシアは今回の件が事実なら、どう捉えているのでしょうか?」
李は、思い切って聞いてみた。
んじゃ、本日のノルマ達成..d(^-^)ネ!
「李です」
李が受話器を取ると、
「やあ、秘書官からまだお休みではないと聞き、夜分ではありますがお電話しました..」
日本人特有の英語ではあったが、太い張りのあるいつもの竹原の声であった。
「いやいや、こちらからも今お電話差し上げようと思っていたところです。以心伝心ですな、あっはははは..」
李もあまり得意ではない英語で応えた。
「いやいや、そう言っていただくと話しやすい..」
「それで..?」
「閣下は、あの男、北の密使とお会いしましたかな?」
「ええ、今日午前に会いました。しかし、驚きましたなあ..」
「まったくですな、金正日がいまだ昏睡状態と聞いているが、側近連中がこんな大それた決定を下すとは、バックに誰かいるんじゃないですかな?」
李は一呼吸置いた。
「ええ、あの男が言うには中国旧政権側の人民解放軍だそうです。介入の口実を狙っているようだと..。なんでも胡政権を引きずり下ろす算段のようです..」
「閣下がそこまで分かっているなら話は早い。それで閣下はどうするおつもりかな?」
李は、逆に武原に聞きたいところであったが、
「明日、すぐにでも胡主席にこの件で連絡しなければならないと思っておりますが、その前にあの北の密使という男がどういう人物で、はたしてどこまで信用していいのか迷っております..」
李がそう言うと、やや間を置いて、
「私もそこのところが肝心と思い、我々が入手したあらゆる情報を分析させたが、北の幹部会の決定はどうやら間違いないらしい。6月25日未明もどうやら間違いないようだ..」
「そうですか、我が方でも今回の件は否定できない、そういう動きがあるとの報告が多数入っております..」
「そうならば、お互い、用心にこしたことはないですな..」
「ところで武原首相..」
「ん?」
「あの北の密使の男、カンとか申す男が中国の胡主席にしきりに会いたがっておりますが、どうお考えですか?」
すると、
「いやあ、実はそのことで閣下に夜分にもかかわらずお電話申し上げたのです。明朝、日本大使館から迎えを出しますから、あの二人を出してくれませんかな? 北京に送ろうと考えております」
この武原の言葉に、李は「日本側の情報、動きが先行している」と思った。
「彼は胡主席に会えましょうか? とにかく突然のことですから..」
「あはははは、もしこれが本当なら、会わなければ、胡は罠に嵌って引きずり下ろされよう..」
武原の声は、さも自身あり気であった。
「では、おまかせしてよろしいですか?」
「明後日、我が国の日中友好議員団が訪中することになっている。その下準備の一員として彼らを送る。胡には私からも連絡しよう」
「そうですか、それはありがたい..」
李がそう言うと、
「そうですな、貴国の誰か信頼できる人物も同行させた方がよろしくはないかな?」
李は少し考えたが、
「では、私の兄を、議長を同行させましょう..」
「それはいい」
「ところで、気になることがひとつ..」
「ん、何かな?」
「ロシアです。ロシアは今回の件が事実なら、どう捉えているのでしょうか?」
李は、思い切って聞いてみた。
んじゃ、本日のノルマ達成..d(^-^)ネ!
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.