ユギオ2(その50)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2008/11/11 20:38 投稿番号: [44099 / 73791]
投稿者:大介
「君の言うことがよく分からんが…?」
李大統領は、また黙々と歩きはじめた。
「つまり、北朝鮮には金一族に匹敵する、対抗できるカリスマを持った指導者が育たなかったということです。党や軍の幹部がたとえ金一族に反旗を翻したとても、新たな独裁者が誕生するだけです。いえ、我が民族の性からすれば、権力奪取の策謀権謀が渦巻き、国は混乱し、人民はさらに疲弊するでしょう..」
カンがそこまで説明すると、李は、
「君は今、育たなかった、と言ったかね?」
「え?
ええ..」
そう言ってカンは思わず「しまった」と思った。
「では、今は金一族に対抗できる人物がいるということかね?」
李のこの問いに、カンは下手に小細工しない方がいいと思った。いずれは話さなければならないことであったが、まだ李の本心が分からない..、
「まだわかりません..」
「わからない..?」
李の怪訝な顔に、カンは腹をくくった。
「公表するにはまだ時期早々なのです。我々同志の間でも最高機密となっており、彼の存在を知る者は極少数です。しかし、今回の件で急がなければならないようです。ですから、閣下にはすべてをお話しいたしましょう。ただし、もしこれが外部に漏れると、金一族とその一派は血眼になって彼を探し回るでしょう。刺客を差し向けるかも知れません..」
「・・・・・?」
「彼の家族のほとんどは、父親と母親はもちろん、姻戚までを含んで、金日成に粛清されてしまいました。今では、その粛清から幸運にも逃れた彼とその妹だけが別名を名乗り、密かに生存しております。この兄妹には、朝鮮王家の血が流れているのです..」
李は驚くと同時に意外な顔をした。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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