G20の見所
投稿者: uberzeitgeist 投稿日時: 2008/11/03 21:41 投稿番号: [43528 / 73791]
金本位制が成立したのは大体1870年前後であると言われています。これが一時停止したのが第一次世界大戦の勃発時。戦後復活しましたが1930年頃には崩壊。
第二次世界大戦後はブレトン・ウッズ体制と呼ばれる金を裏づけにしたドル本位制。これが崩壊したのが1971年のニクソンショックでした。
それから37年。ブレトン・ウッズ体制Ⅱと言われた国際通貨体制がここに来て大きく揺らぎ始めています。
金本位制は44年、ブレトン・ウッズ体制Ⅰは26年、体制Ⅱが37年です。平均35年です。中年になると国際通貨体制は持たなくなるのです。
ブレトン・ウッズ体制Ⅱとは、
①ドルは金に裏打ちされていないペーパーマネーであること
②主要国為替レートは変動していること
③アジア・産油国等は外貨準備を主としてドル建て資産で保有し、結果的に米国経済をファイナンスしドル建て金利の低位安定に寄与したこと
以上の3点を内容としています。
米国としてはブレトン・ウッズ体制Ⅱを修復し騙しだまし今後もペーパーマネーのドルを基軸通貨として全世界に通用させることに絶対的な利益があります(世界大の子供銀行です)。
円・ポンドは勿論ユーロも基軸通貨たりえる資格がありません。あるのは準基軸通貨としての資格です。
こういう状況下において、ロシアと中国がG20においてブレトン・ウッズ体制Ⅱの修復にどの程度コミットするのかが注目されます。
ブレトン・ウッズ体制Ⅰは英米二カ国でその概要を取り決めました。英米、とりわけ米国に圧倒的なパワーがあったからです。誰にも相談する必要が無かったのですが英国とケインズの知恵を借りたのです。
今回は20カ国、韓国まで入っています。如何に米国のパワーが落ちたのかを如実に物語っています。
この通貨体制の行方は極めて重要です。モノを作りそれを流通させ消費するという循環の間に金融があり国際間においては国際金融があります。
これを逆立ちさせれば金融・国際金融を掌握すればモノの動きを牛耳ることが出来るのです。
いまのところドル・米国に挑戦しようという勢力は出てきていません。フランスのサルコジは9月の下旬頃はIMF体制に代わるものをと唱え、韓国の李は新たな国際監視機関をと唱えていましたがいずれもその主張を取り下げ、現在のIMF体制の強化に切り換えました。戦闘中は「馬を乗り換えてはいけない」ことに気づいたのです。
今後当分の間水面下において、国際金融の主導権の分け前を廻っての鍔迫り合いが続きそうです。日本はどうするのでしょうか。麻生に知恵があるとは思えません。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/a4a4a4ha4a4a4h4z9qbeclga4xa5aba5a6a5sa5ha5c0a5a6a5sa1aa_1/43528.html