韓国の明日 - ユギオ2(その22)
投稿者: k_g_y_007_naoko 投稿日時: 2008/10/22 21:56 投稿番号: [42259 / 73791]
投稿者:大介
「李閣下と取り引きに来たのです」と、カンは静かに言った。
「東京、目黒、○○病院」
榊原老人は、カンからぜひ再度会いたいとの連絡を受け、院長室で待っていた。カンは、例の孫娘という女に付き添われて約束の時間通りにきた。部屋に入ってくるなり、車椅子のカンは榊原老人に無言で深々と頭を下げた。
「これからが大変じゃろうて..」
榊原老人がそう言うと、カンは思案するような視線を床に落とした。
「息子さんには、日本政府から優秀な者を付き添わせてある。それに、息子さんの身柄は最初に救助した日本政府の保護下ということであるから、そう心配せんでもよかろう..」
カンはふいに顔を上げると、
「そうですか、そういうことでしたか、そう扱っていただけるのですか..?」
カンには、安堵の色がただよった。
「ところで先生、昨日は申し上げられませんでしたが、今日はすべてをお話する覚悟でまいりました」
「ん?
すべてとな?」
カンは女に命じ、車椅子を榊原老人に寄せた。
しばらくして、カンの話を聞いていた榊原老人の顔色がふいに変わった。そして、カンを凝視した。
「なに?
6月25日未明とな!
なぜじゃ!」
カンは、そういう榊原老人にはかまわず、さらに話を進めた。
カンの話が一通り終わると、榊原老人は腕組みしながら宙を仰いだ。そして考え込んだ。
「へたすると、核戦争じゃな…」
「ええ、ですから我々としては、ぜひとも日本政府と米国政府の助けを借りたい。中国政府、いや人民解放軍の一部急進派が暴走せぬように、ぜひとも牽制していただきたい。私に出来ることなら何でもいたしましょう。燃え盛る火に飛び込めとおっしゃるなら、火にも飛び込みましょう。地獄へ行けとおっしゃるなら、地獄へもまいりましょう。この場で腹を切れとおっしゃるなら、腹も切りましょう..」
カンの顔は、決意なのか、悲壮感なのか、仁王の形相であった。
「カンよ、どうしたらお主の今までの話、信用できるのかな?」
榊原は、カンが自分の末息子を命の危険を冒させてまで敵地に人質同然に送り込んだのを十分理解していたが、榊原と懇意である日本国首相はよいとしても、他の政府要人と危機管理室を動かすにはそれなりに裏付けが必要であった。
「先生、私を逮捕拘留してください!」
「ん、逮捕だと?」
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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