橋と爆薬
投稿者: uberzeitgeist 投稿日時: 2008/09/04 19:28 投稿番号: [38633 / 73791]
去年の夏、板門店ツアーに参加しました。板門店自体は期待したような緊張感もなく当て外れでしたが、興味深いことが一つありました。
板門店に向かう途中イムジン河を渡ります。「統一橋」いう名で現代建設が寄付したそうです。ガイドに「この橋には爆薬が仕掛けてあるのか?」と訊いたら、何故そんなことを訊くのかと怪訝そうな顔をして「仕掛けてはありません」「その代わり、この先の道路には戦車止めがあります」との答です。
しばらく行くと横断陸橋のような形で100-200トンぐらいありそうな長方形のコンクリートの塊を支柱で持ち上げた「戦車止め」が現れました。400-500メートルおきに設置されており支柱に爆薬を仕掛け、爆破となるとすべてを一斉に爆破するとのこと。「こんなコンクリートは高性能火薬ですぐ爆破できるでしょう?」と言うと「10分間は侵攻を遅らせます」との返事でした。
戦車止めを設けるということは北の南侵を想定したものであり、非武装地帯近辺の橋に爆薬を仕掛けないのは、南侵をイムジン河の手前で食い止め撃退できると韓国軍が判断していることを表しています。これは私には驚きでした。恐らくイムジン河すべての橋に爆薬を仕掛けてないのでしょう。
スイスは重武装中立国です。国境地帯のトンネル、橋、山あいの道路すべてに爆薬を設置し軍が管理し「守りきれない」と判断したときは爆破することになっています。戦前ならともかく、隣国がフランス、イタリア、ドイツ、オーストリアといった民主国でありおよそ侵略が有るとは思えません。それでも「有事」に備えるという国民の姿勢が感じられます。
韓国も重武装国家であるのみならず、現実に狂信者の北と軍事的に対峙しています。それなのに非武装地帯近辺の橋に爆薬を仕掛けないどころか軍が管理もしていない。
素人考えでは、爆薬を仕掛けるべきは韓国でありスイスではないように思います。けれども実際はその逆です。これはどういうことなのか。あえて解釈すると、韓国は武器というハードの面では重武装ではあっても、国民の姿勢というソフトの面では無防備だ、ということではないでしょうか。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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