嫌韓のパラドックス
投稿者: uberzeitgeist 投稿日時: 2008/08/21 19:49 投稿番号: [37447 / 73791]
明治政府の基礎がほぼかたまった1883年、元幕臣だった福地源一郎は「なぜ、徳川幕府は潰れたのか」を考え抜き「幕府衰亡論」を出版しました。経済・軍事的過程よりも、幕府の思想・理論的基礎に光を当て分析したのでした。
第一次世界大戦で敗れたドイツのマイネッケはドイツ国家主義の思想・理論的基礎を歴史的に跡付け、1924年「国家理性の理念」を世に問いました。太平洋戦争に敗北した翌年、丸山真男は「超国家主義の論理と倫理」を発表し、戦前の日本社会の思想構造を厳しく批判しました。
一定の制度・体制が崩壊した場合、その制度・体制の思想・理論的基礎にまで立ち返って検討し、何故崩壊したのかを考え突き止めようとする思想・理論的営みがなければ、その国民は思想的に鍛えられていきません。20年代のドイツ、50年代の日本において社会科学の古典的名著が輩出したのは、この営みのためです。
韓国にないのはこの営みでしょう。大韓帝国と名を変えた李氏朝鮮が日本に併合され消滅してしまったのは何故だったのか。韓国人の答は「日本の侵略のため」です。一般民衆はそれでいいでしょう。思想構造・国家の理論的基礎といっても何のことか分かりませんから。情けないのはほとんどの知識人までそうなっていることです。
(朝鮮語ができない私は、韓国で出版された文献をチェックしたわけではなく、日本語と英語で出版された限られた数の本を読み、恐らくそうであろうと推測しているに過ぎません。)
今の体制のままでは、政官財の癒着を断ち切ること、法の支配を確立させること、偏向・民族主義教育を改めること、国際情勢に広く目を向けること等は不可能でしょう。これらは相互につながっており、一つに手を付けるとすべてを変える必要がでてきます。
経済をさらに拡大させ先進国になるにはそれを可能にする思想的基盤が必要ですが、現状の水準では駄目でしょう。一旦、いまの体制が瓦解しその廃墟のなかで、「なぜ、崩壊したのか」を熟考しその反省に基づき新規に独自に立ち上がるのでなければ、先進国化は夢にすぎません。
そういう点から考えると、この次訪れるであろう経済的破綻は韓国が先進国となるための絶好の機会であり、それだからこそ徹底的に破綻する必要があり、軽々に手助けすべきではありません。韓国とその民衆を突き放し厳しい態度をとることこそ、真のやさしさと思いやりを示すことになるという逆説が成り立つのはこのためです。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/a4a4a4ha4a4a4h4z9qbeclga4xa5aba5a6a5sa5ha5c0a5a6a5sa1aa_1/37447.html