韓国の混乱の根底にあるもの(1)
投稿者: uberzeitgeist 投稿日時: 2008/06/14 11:19 投稿番号: [35243 / 73791]
軍人出身を除いた李承晩以来の大統領はいずれも「経済・国家運営が出来なかった」といっても過言ではありません。そうした文民出身大統領と李明博は違うと民衆はイメージしてきましたし本人も強い自負を持っていたと推察されます。金泳三以降の3人の大統領と比べればビジネス経験が豊かだという点では李に対する期待が高かったのも当然であったと言えるでしょう。
現在の世界経済は、一方において欧米大銀行のバランスシートが伸びきり新たな貸付がほとんど出来ない状況があり、他方において2003年末から始まりスローモーションのように展開してきた石油危機がその臨界点に達し始めたといえる状況にあります。
ヨーロッパ中央銀行は7月には利上げすると言明し景気下振れリスクよりもインフレリスクを優先する姿勢を鮮明にしました。アメリカの中央銀行もインフレリスク、ドル下落リスクに言及し始め、マーケットは利上げを織り込み始めました。景気が悪化してもインフレを押さえ込むスタンスを採り始めたのです。
就任当時の韓国を取り巻く経済環境において「世界経済は危機にある」という認識を持ちながら、物価対策として52生活品目の価格統制を図ったこと、加えてウォン安を放置したことから勘案すると、彼が強いのは「市場経済」ではなく「権力主導経済」ではなかったかと改めて思わざるをえません。
建設会社のボスとして辣腕を振るったのは70・80年代の韓国・中東地域だったことを想起する必要があるでしょう。そのため経済担当補佐官・閣僚に世界経済・市場経済に明るい人物を充てなかったのだろうと考えられます。
人事刷新時また同じ轍を踏むのかどうかをよく見る必要があります。ポイントは、「グローバル市場経済のなかの韓国経済」へと舵取りを切り換える必要性があることです。もしこれを放置(または失敗)するならば、韓国経済は漂流・停滞から明確な下降トレンドに入ることになるでしょう。
これは メッセージ 1 (may7idaho さん)への返信です.
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