続: 鬼のいぬ間に為替防衛
投稿者: takaakimitsuhashi 投稿日時: 2008/05/27 20:29 投稿番号: [34737 / 73791]
続きです。
様々な報道を総合すると、どうやら韓銀による為替防衛の介入は計三度、額にして約20億ドル(約2000億円)程度行われた模様です。韓国の外貨準備高は、ご存じの通り2600億ドル程度なので、毎日20億ドルの介入をしても130日間は保つことになります。計算上は。
勿論、韓国のリスクが高まれば、為替下落の圧力が増し、韓銀の介入額が徐々に大きくなっていき、外貨準備高の減少額も増えていくことになります。
韓国の外貨準備高は2008年1月から四ヶ月連続で減少していますが、このままだと5月も外貨準備減少を免れそうにありません。
勿論、韓国は外貨準備高の減少の他にも、対外純債務国転落(多分6月)、07年12月以降延々と続く貿易収支の赤字(CIFベース)、経常収支の赤字、インフレーション、経済成長率の低下と、為替相場を押し下げるリスクが山積みになっています。(為替下落により、輸出企業に悪影響が出るのは、若干のタイムラグがあるとは思いますが)
更に、個人的に最も注目というか、心配しているのは、韓国の銀行のサブプライム損害額です。超コンサバティブだった日本の銀行でさえ、集計すると1兆を超える評価損を出さざるを得なかったにも関わらず、韓国の銀行の損失が全く報道されません(これは、中国の銀行も同じ)。
サブプライム渦による評価損は、金融収縮が進行している限り、後になればなるほど膨らむはずです。また、韓国の銀行がサブプライム関連商品に全く手を出していなかったなど、ちょっと信じられません。なぜならば、韓国の大手銀行の多くは外資系に資本の過半を抑えられており、逆に言えば欧米の証券化商品の情報を入手しやすく、購入しやすい環境にあったと思われるからです。
その上、ロイターの報道におけるリーマン・ブラザーズ主席エコノミスト、ロブ・スバラマン氏の言うとおり、現在のインフレーション、為替下落の脅威は、日本を除く殆どのアジア諸国に襲いかかっている災難です。97年の通貨危機の際は、韓国はタイに始まった通貨暴落の連鎖を受け、最終的にデフォルト寸前にまで追い込まれました。
当時の韓国は、低金利の日本から円資金を借り、金利の高い東南アジアに貸し付け利ざやを抜く、いかにも韓国人の気性に合いそうなビジネスに夢中になっていました。現在の韓国が同じ轍を踏んでいるとは信じたくありませんが、例え円キャリーの又貸しなどを行っていなくても、他アジア諸国の通貨危機は韓国のリスクを高め、何らかの悪影響を被らないわけにはいかないでしょう。
なかなか煮詰まった状況になってきました。
とりあえず、欧米の為替市場が開いた明日の韓国ウォンの動き、及び今週に発表される韓国4月の国際収支には大注目です。(個人的には、4月の国際収支も「双子の赤字」になっているのではないかと予想しています。)
様々な報道を総合すると、どうやら韓銀による為替防衛の介入は計三度、額にして約20億ドル(約2000億円)程度行われた模様です。韓国の外貨準備高は、ご存じの通り2600億ドル程度なので、毎日20億ドルの介入をしても130日間は保つことになります。計算上は。
勿論、韓国のリスクが高まれば、為替下落の圧力が増し、韓銀の介入額が徐々に大きくなっていき、外貨準備高の減少額も増えていくことになります。
韓国の外貨準備高は2008年1月から四ヶ月連続で減少していますが、このままだと5月も外貨準備減少を免れそうにありません。
勿論、韓国は外貨準備高の減少の他にも、対外純債務国転落(多分6月)、07年12月以降延々と続く貿易収支の赤字(CIFベース)、経常収支の赤字、インフレーション、経済成長率の低下と、為替相場を押し下げるリスクが山積みになっています。(為替下落により、輸出企業に悪影響が出るのは、若干のタイムラグがあるとは思いますが)
更に、個人的に最も注目というか、心配しているのは、韓国の銀行のサブプライム損害額です。超コンサバティブだった日本の銀行でさえ、集計すると1兆を超える評価損を出さざるを得なかったにも関わらず、韓国の銀行の損失が全く報道されません(これは、中国の銀行も同じ)。
サブプライム渦による評価損は、金融収縮が進行している限り、後になればなるほど膨らむはずです。また、韓国の銀行がサブプライム関連商品に全く手を出していなかったなど、ちょっと信じられません。なぜならば、韓国の大手銀行の多くは外資系に資本の過半を抑えられており、逆に言えば欧米の証券化商品の情報を入手しやすく、購入しやすい環境にあったと思われるからです。
その上、ロイターの報道におけるリーマン・ブラザーズ主席エコノミスト、ロブ・スバラマン氏の言うとおり、現在のインフレーション、為替下落の脅威は、日本を除く殆どのアジア諸国に襲いかかっている災難です。97年の通貨危機の際は、韓国はタイに始まった通貨暴落の連鎖を受け、最終的にデフォルト寸前にまで追い込まれました。
当時の韓国は、低金利の日本から円資金を借り、金利の高い東南アジアに貸し付け利ざやを抜く、いかにも韓国人の気性に合いそうなビジネスに夢中になっていました。現在の韓国が同じ轍を踏んでいるとは信じたくありませんが、例え円キャリーの又貸しなどを行っていなくても、他アジア諸国の通貨危機は韓国のリスクを高め、何らかの悪影響を被らないわけにはいかないでしょう。
なかなか煮詰まった状況になってきました。
とりあえず、欧米の為替市場が開いた明日の韓国ウォンの動き、及び今週に発表される韓国4月の国際収支には大注目です。(個人的には、4月の国際収支も「双子の赤字」になっているのではないかと予想しています。)
これは メッセージ 34736 (takaakimitsuhashi さん)への返信です.