2年で1600社消えた韓国のITベンチャー
投稿者: okasaki131 投稿日時: 2008/04/11 02:31 投稿番号: [33440 / 73791]
2年で1600社消えた韓国のITベンチャー
情報技術(IT)分野は韓国経済を引っ張る主力産業の一つだ。ところがこの分野での新規の起業件数が急速に減少している。IT関連の法人設立は2005年には3941社だったのが、06年には3842社、07年には3380社にまで落ち込んでしまった。この結果、政府の認証を受けた新技術を保有する中小企業という意味でのITベンチャー企業も、05年には7563社だったのが、07年には5945社へと大きく減少した。失敗のリスクは大きいが、その一方で高い収益率が期待できることからベンチャー企業に投資を行うベンチャーキャピタルも、02年の438社から昨年は246社にまで減少した。
IT産業は国内総生産(GDP)の16%、輸出の42%を占める韓国経済の「成長エンジン」だ。昨年だけで全体の貿易黒字161億ドル(約1兆6527億円)の3倍を超える、543億ドル(約5兆5739億円)の黒字をたたき出した。このIT分野で、技術的な潜在力を持つ新しい企業が引き続き減少しており、これらの企業に投資して育てるベンチャーキャピタルも、徐々にその姿を消しつつあるのだ。
ほかの産業分野に比べると、IT産業は変化のスピードが非常に速い。毎日のように新しい技術やデザインの商品が登場してそれらが市場にあふれており、それだけ消費者の好みも激しく変化する。そのため商品のサイクルも短くなり、企業の運命もいつどうなるのか分からない時代となっている。このような状況で韓国が今後もIT強国としての地位を守り続けるためには、ベンチャー企業による新しい技術・アイデア・人材の輩出が今後も必要だ。ところが現実はそれがうまく回らなくなってきている。
さらに深刻な問題は、IT分野での起業件数の減少が一時的なものではないという点にある。2000年代初めの時点では、MP3プレーヤーやオンラインゲーム、オンラインコミュニティーなど、一歩先を進んだ技術やコンセプトで注目を集めたベンチャー企業が少なくなかった。しかし最近はそのように将来性をうかがわせるような企業はほとんど目につかない。そのためIT業界ではこのような現象について、数年前から国家的な問題とされてきた理工系学生減少の結果であり、この分野に優秀な人材が集まらなくなっているのがその原因だと指摘する声が大勢を占めている。国際的なソフトウエア業界団体のビジネスソフトウエア同盟(BSA)は昨年の報告書で、「優秀な研究者やエンジニアの不足と高齢化で、韓国IT産業の見通しが暗くなりつつある」と指摘した。
このような状況で政府により打ち出された対策が、創業資金の支援規模拡大という程度にとどまっていては、IT産業の危機を克服するには不十分だろう。過去に政府によって行われたベンチャー企業の活性化政策は、一部の詐欺師たちが私腹を肥やす結果に終わっただけで、投資家や国家経済には莫大(ばくだい)な損失を負わせてしまった。今回は同じ過ちを繰り返してはならない。人材養成に向けた計画など、ベンチャーの活力を取り戻すことのできる、国家的レベルでのより総合的な対策を打ち立てる必要があるのだ。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
情報技術(IT)分野は韓国経済を引っ張る主力産業の一つだ。ところがこの分野での新規の起業件数が急速に減少している。IT関連の法人設立は2005年には3941社だったのが、06年には3842社、07年には3380社にまで落ち込んでしまった。この結果、政府の認証を受けた新技術を保有する中小企業という意味でのITベンチャー企業も、05年には7563社だったのが、07年には5945社へと大きく減少した。失敗のリスクは大きいが、その一方で高い収益率が期待できることからベンチャー企業に投資を行うベンチャーキャピタルも、02年の438社から昨年は246社にまで減少した。
IT産業は国内総生産(GDP)の16%、輸出の42%を占める韓国経済の「成長エンジン」だ。昨年だけで全体の貿易黒字161億ドル(約1兆6527億円)の3倍を超える、543億ドル(約5兆5739億円)の黒字をたたき出した。このIT分野で、技術的な潜在力を持つ新しい企業が引き続き減少しており、これらの企業に投資して育てるベンチャーキャピタルも、徐々にその姿を消しつつあるのだ。
ほかの産業分野に比べると、IT産業は変化のスピードが非常に速い。毎日のように新しい技術やデザインの商品が登場してそれらが市場にあふれており、それだけ消費者の好みも激しく変化する。そのため商品のサイクルも短くなり、企業の運命もいつどうなるのか分からない時代となっている。このような状況で韓国が今後もIT強国としての地位を守り続けるためには、ベンチャー企業による新しい技術・アイデア・人材の輩出が今後も必要だ。ところが現実はそれがうまく回らなくなってきている。
さらに深刻な問題は、IT分野での起業件数の減少が一時的なものではないという点にある。2000年代初めの時点では、MP3プレーヤーやオンラインゲーム、オンラインコミュニティーなど、一歩先を進んだ技術やコンセプトで注目を集めたベンチャー企業が少なくなかった。しかし最近はそのように将来性をうかがわせるような企業はほとんど目につかない。そのためIT業界ではこのような現象について、数年前から国家的な問題とされてきた理工系学生減少の結果であり、この分野に優秀な人材が集まらなくなっているのがその原因だと指摘する声が大勢を占めている。国際的なソフトウエア業界団体のビジネスソフトウエア同盟(BSA)は昨年の報告書で、「優秀な研究者やエンジニアの不足と高齢化で、韓国IT産業の見通しが暗くなりつつある」と指摘した。
このような状況で政府により打ち出された対策が、創業資金の支援規模拡大という程度にとどまっていては、IT産業の危機を克服するには不十分だろう。過去に政府によって行われたベンチャー企業の活性化政策は、一部の詐欺師たちが私腹を肥やす結果に終わっただけで、投資家や国家経済には莫大(ばくだい)な損失を負わせてしまった。今回は同じ過ちを繰り返してはならない。人材養成に向けた計画など、ベンチャーの活力を取り戻すことのできる、国家的レベルでのより総合的な対策を打ち立てる必要があるのだ。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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