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Re: ひょっとこの顔は顔面神経麻痺です。

投稿者: gotta713 投稿日時: 2007/01/14 16:39 投稿番号: [11108 / 73791]
  貧しいが善良な男が、神的存在に気に入られて富を授けてもらえるようになるが、男の妻が欲を出しすぎたために富を失ってしまう。この筋立て自体は、日本では『竜宮童子』、西欧では『金の魚』などとして見かけるものですが、『ひょっとこのはじまり』では、死んでしまった童子が夢枕に立って自分の顔をかたどったお面を竈(かまど)の前の柱に祀るように告げ、それによって家庭の守護神になるという独特の結末が付いています。

  死んでしまった童子の名はヒョウトクまたはショウトクと言いますが、この名は"ひょっとこ"に通じ、"ひょっとこ"は"火男"が転訛したものだと一般に言われています。あの突き出した口は火に息を吹きかけるためのもの。つまり、"ひょっとこ"は竈の火を司る神様なのですね。

  今は火なんて点けるのも消すのもワンタッチ、弱火も強火もツマミひとつで簡単なものですが、昔はそうではありませんでした。火は一度消してしまうとなかなか点けられないもの――貴重品で、火種を絶やさぬこと、また、火勢をうまく操って煮炊きするのは重要なことでした。そんな大切な火が燃えている場所、暖かな食事を作るための竈に神が宿っていると考えられるようになるのは、至極当然のことだったかと思います。火男(ひょっとこ)はその”竈の神”。東北を中心とする地域で、竈の前の柱に"ヒョウトク――ひょっとこ"をモチーフにした"釜神さま"の面を飾るのがよく見られたそうです。(ただし、釜神様の面は"ひょっとこ"の面とはまるで似ていません。怖くていかつい憤怒の顔の男です。)ただ、お面そのものだけではなく、お面を掛ける竈の前の柱を「火男」「釜男」「竈仏」などと呼んだりもしたようですけれど。この柱に掛けられるお面は、柱に宿る神様に与えられた"顔"だったんでしょうね。

>参考外部リンク「カマ神様ホームページ 」
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