チベット動乱〜北京五輪出場への条件
投稿者: goddagodo345 投稿日時: 2008/05/01 00:40 投稿番号: [1530 / 2843]
同じく野口健さんのブログからです。字数の関係上略してますが、アドレスを載せときましたので全文読めます。
>「チベット動乱〜北京五輪出場への条件〜」
3月14日、チベット自治区の区都ラサ中心部で僧侶やチベット一般市民による大規模な暴動が発生。連日、その暴動の様子が日本のテレビ、新聞等の報道で大きく取り扱われている。中国人の店舗や公安当局の本部に投石し車をひっくり返しているチベット人の姿をテレビの画面で眺めながら、「日ごろ温厚なチベット人がついに爆発したな」と、もし私がチベット人でその場にいたら間違いなく行動を共にしていただろう。永年に渡り中国に支配されチベットの文化が葬り去られようとしている時に命をなげうってでも中国による侵略を国際社会に訴え、そして救いを求めようとしている彼らの行為を一体誰が責められようか。まさに知覧から飛び発つ思いであったに違いない。
このブログまた野口健ホームページにも、北京オリンピック開幕式の芸術顧問をいったんは引き受けていたスティーブン・スピルバーグ監督がスーダンのダルフール問題を理由に顧問就任を辞退したその経緯やまたチョモランマ(エベレストのチベット名)の乱開発、そして中国の国境警備隊による無差別的なチベット人銃殺事件など度々お知らせしてきた。
2006年9月30日、中国、ネパール国境のナンパ・ラ峠でネパールに向けて歩いているチベット人に対して中国警備兵が発砲。。近くにいたヨーロッパ人登山家(ルーマニア人)によってその一部始終が撮影されその映像がネットによって世界中に配信された。(←クリックしたら、映像が見られます)
パン、パンという銃声にチベット人が倒れてゆく。そして次の銃声で再びパタリと倒れるチベット人。煙草を吸いながら平然と遺体を引きずる中国国境警備隊員。映像の中で銃殺されたのはわずか17歳と23歳の青年だ。
当初、中国当局は「銃撃事件は承知していない」とコメントしていたが、ネット上に映像が流れてしまったためか「自衛のために発砲した」と説明。今回のラサの暴動でもその直後にはチベット自治区政府は「我々は発砲していない」と語り武力鎮圧を否定したが次第に事態が明らかになっていくにつれ「デモ隊を解散させるためにやむを得ず威嚇射撃を行った」とコメント。中国当局の発表は先の大戦末期の大本営発表のようなもの。なにしろ動乱中のラサに滞在していた外国人観光客が撮影したビデオや写真を押収し、外国メディアの取材を厳しく規制している中国当局。その隠ぺい体質が全てを物語っている。
そもそも「威嚇射撃」と表現されているが、報道によれば死者は80人以上だろうとのこと。これは「威嚇射撃」ではなく「武力鎮圧による意図的な殺害」ではないか。
中略
そしてオリンピック開催により中国はさらに経済的に発展し、これがさらなる軍拡に繋がる。巨大な軍事力を背景にすれば国際社会の声の影響力は低下するだろう。中国の体質が変わらないまま北京オリンピックが開催されれば、その結果、第二のダルフール紛争が起こるかもしれない、そしてチベット人への非人道的行為がさらにエスカレートするかもしれない。中国との摩擦を回避しようと、無条件のまま安易にオリンピックに出場すればそれこそ無責任である。
そして最も気をつけなければならないのがオリンピック閉会後だ。それまで抑えていた中国当局によるチベット人への復讐だ。もうすでに数千人のチベット人が逮捕、拘束されていると「チベット人権センター」が発表している。
中略
チョモランマは私にとっての聖地でもあります。中国にとってタブー中のタブーであるチベット問題について発言を繰り返せば二度とチベットに入れなくなるかもしれない。すでにその手の忠告がないはずもない。ひょっとすると、もう二度とチョモランマに帰れないかもしれない。私の故郷が一つ奪われてしまうかもしれない。極めてデリケートなテーマだけに正直、発言に躊躇もしたが、しかし、現場を知っている人間は逃げられない。そして語らないことは加担する事と同じだ。確かに一登山家に出来る事は限られている。しかし、私にも何かが出来るはず。そうせめて声を上げ続けていきたい。
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2008/0322.html
>「チベット動乱〜北京五輪出場への条件〜」
3月14日、チベット自治区の区都ラサ中心部で僧侶やチベット一般市民による大規模な暴動が発生。連日、その暴動の様子が日本のテレビ、新聞等の報道で大きく取り扱われている。中国人の店舗や公安当局の本部に投石し車をひっくり返しているチベット人の姿をテレビの画面で眺めながら、「日ごろ温厚なチベット人がついに爆発したな」と、もし私がチベット人でその場にいたら間違いなく行動を共にしていただろう。永年に渡り中国に支配されチベットの文化が葬り去られようとしている時に命をなげうってでも中国による侵略を国際社会に訴え、そして救いを求めようとしている彼らの行為を一体誰が責められようか。まさに知覧から飛び発つ思いであったに違いない。
このブログまた野口健ホームページにも、北京オリンピック開幕式の芸術顧問をいったんは引き受けていたスティーブン・スピルバーグ監督がスーダンのダルフール問題を理由に顧問就任を辞退したその経緯やまたチョモランマ(エベレストのチベット名)の乱開発、そして中国の国境警備隊による無差別的なチベット人銃殺事件など度々お知らせしてきた。
2006年9月30日、中国、ネパール国境のナンパ・ラ峠でネパールに向けて歩いているチベット人に対して中国警備兵が発砲。。近くにいたヨーロッパ人登山家(ルーマニア人)によってその一部始終が撮影されその映像がネットによって世界中に配信された。(←クリックしたら、映像が見られます)
パン、パンという銃声にチベット人が倒れてゆく。そして次の銃声で再びパタリと倒れるチベット人。煙草を吸いながら平然と遺体を引きずる中国国境警備隊員。映像の中で銃殺されたのはわずか17歳と23歳の青年だ。
当初、中国当局は「銃撃事件は承知していない」とコメントしていたが、ネット上に映像が流れてしまったためか「自衛のために発砲した」と説明。今回のラサの暴動でもその直後にはチベット自治区政府は「我々は発砲していない」と語り武力鎮圧を否定したが次第に事態が明らかになっていくにつれ「デモ隊を解散させるためにやむを得ず威嚇射撃を行った」とコメント。中国当局の発表は先の大戦末期の大本営発表のようなもの。なにしろ動乱中のラサに滞在していた外国人観光客が撮影したビデオや写真を押収し、外国メディアの取材を厳しく規制している中国当局。その隠ぺい体質が全てを物語っている。
そもそも「威嚇射撃」と表現されているが、報道によれば死者は80人以上だろうとのこと。これは「威嚇射撃」ではなく「武力鎮圧による意図的な殺害」ではないか。
中略
そしてオリンピック開催により中国はさらに経済的に発展し、これがさらなる軍拡に繋がる。巨大な軍事力を背景にすれば国際社会の声の影響力は低下するだろう。中国の体質が変わらないまま北京オリンピックが開催されれば、その結果、第二のダルフール紛争が起こるかもしれない、そしてチベット人への非人道的行為がさらにエスカレートするかもしれない。中国との摩擦を回避しようと、無条件のまま安易にオリンピックに出場すればそれこそ無責任である。
そして最も気をつけなければならないのがオリンピック閉会後だ。それまで抑えていた中国当局によるチベット人への復讐だ。もうすでに数千人のチベット人が逮捕、拘束されていると「チベット人権センター」が発表している。
中略
チョモランマは私にとっての聖地でもあります。中国にとってタブー中のタブーであるチベット問題について発言を繰り返せば二度とチベットに入れなくなるかもしれない。すでにその手の忠告がないはずもない。ひょっとすると、もう二度とチョモランマに帰れないかもしれない。私の故郷が一つ奪われてしまうかもしれない。極めてデリケートなテーマだけに正直、発言に躊躇もしたが、しかし、現場を知っている人間は逃げられない。そして語らないことは加担する事と同じだ。確かに一登山家に出来る事は限られている。しかし、私にも何かが出来るはず。そうせめて声を上げ続けていきたい。
http://www.noguchi-ken.com/message/b_num/2008/0322.html
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