ほれ、
投稿者: ropulos7 投稿日時: 2008/01/11 22:24 投稿番号: [6775 / 8733]
妄想してないで、なんなら書評でも読みなされ。
http://www.bk1.jp/review/0000446362個人的には、司馬遼太郎が創りあげてしまった明治維新は無血革命であった、みたいな明治以降の権力礼賛史観が大手を振るう昨今、それが不快でならなかっただけに、思わず今度政経学部に滑り込んだ長女に、無理矢理読ませたくなるほど。
無論、明治維新は単なる権力者の首の挿げ替え以外の何物でもなく、もっと悪かったのは無能で下品な薩長土肥の下級武士が金で政治を動かした、それが今も続いている、ということなんでしょう。でも、特にこの本で感心したのは以下の三点。
一 勝海舟は単なる口舌の徒に過ぎず、どさくさに紛れて自分の競争相手を陥れ、名を残した
二 明治二十八年一月十四日の日清戦争の混乱にまぎれ尖閣諸島を日本の領土に編入した
三 明治三十八年二月二十二日、日露戦争のさなかに韓国の外交権を剥奪し、竹島を日本の領土に編入し、満州支配に着手した
他にも、沖縄の領土化や、財閥の怪しげな過去、特に三菱のそれなどは、流石の司馬遼太郎ですら美化できないものではありましたが、幕末の尊皇攘夷派および当時の朝廷の無知蒙昧ぶりと併せて読めば、明治政府の、そしてその流れを汲む現在日本の保守層や官僚の愚かぶりがよくわかろうというものです。
現代日本人が「上流」と呼び、憧れる人間がどの程度のものであるのか、所詮、拝金主義に衣裳をまとっただけのものでしかないことがよく分ります。でも、この人々が階級を固定化し、その道具に憲法と自衛隊、そしてマスコミを利用しようとしているのに、日本人はそこが分っていない。自主憲法を主張する人々と、戦前日本を動かしてきた連中が完全にダブルことの意味に気づかないんです。
家系は書き換えることが出来るし、姓名だって明治になって自由につけることができた。それを、苗字が歴史で習った人と同じだから名家、としか判断できない能天気な現代人は、この本に添付された家系図をいいように捻じ曲げて理解しちゃうんでしょうねえ。
これは メッセージ 6764 (hatiwandiver81diver131 さん)への返信です.
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