生き方の問題
投稿者: tworackmind 投稿日時: 2003/04/15 00:27 投稿番号: [1244 / 8733]
一個人として、愛と寛容、人徳を旨とする清廉潔白な人生観は、人として誇らしいものです。
しかし、国家としての行くべき指針と、個人の生き方とは必ずしも一致しない面があると思います。
一つの例ですが、幕末の橋本左内という男。
彼は、日本がロシアと組んで、米英を牽制するという、当時誰も考えなかったビジョンを持っていたのに、誰からも理解を得ることができず、最後は処刑されてしまいます。
無料で貧しい人を診てあげていたという非常に心優しい医者で、死に際も潔いものだったそうです。
彼の政敵は、公卿に金をばらまいて味方に付けていたが、橋本左内はそれを潔しとせず、説得による工作を続けていた。結果、危険人物と見られて、彼の理想は果たされずに無念の死を遂げるわけです。
「理想の実現のためには、金をばらまくことをいとわない」、彼がそこまでしたたかだったら、
その後の日本は大きく変わっていたかも知れません。
人間・橋本左内は立派な人物だったかも知れません。
しかし、政治家・橋本左内は、立てた志を具現化できなかった、失敗者でした。
だからといって、悪徳政治家を擁護するわけではないのですが、
個人の生き方と政治的生き方は、次元が違うものとして考えざるを得ない。
これは メッセージ 1 (marimari20026 さん)への返信です.
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