産経抄、本なんか読んでみる。
投稿者: yokoyama88882003 投稿日時: 2004/11/03 10:39 投稿番号: [8342 / 17759]
産経抄
平成16(2004)年11月3日[水]
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm
樋口一葉(五千円札)と野口英世(千円札)には、ようやく会えた。福沢諭吉(一万円札)は続投だから急いで見たいほどではないが、これは向こうから近づいてきてくれない。紙幣刷新は二十年ぶりで、世界最先端の偽造防止技術が駆使されているという。
▼三種のうち一葉の五千円札は一番少なく二億枚だそうで、ちょくちょくは会えそうにない。新札が購買意欲を刺激し、タンス預金を引き出して「名目GDP(国内総生産)を0・1%程度押し上げる」というのが民間調査会社の見通しだが、さてどんなものだろう。
▼二日は一の酉(とり)だった。関東各地の鷲(おおとり)大明神の祭日で、縁起物の熊手や八つ頭や切り山椒(ざんしょ)を買う人でにぎわっていた。作家・一葉の代表作『たけくらべ』にも「此(この)年三の酉まで有りて…前後の上天気に大鳥神社の賑ひすさまじく」とでてくる。
▼一葉というと、義理と人情に生きた薄幸の娼婦(たとえば『にごりえ』)や、無邪気なけんかや遊びに明け暮れた少年少女たち(たとえば『たけくらべ』)を抒情(じょじょう)的に描いた作家のように考えられている。ところがどうして、どうしてそうではない。
▼辛辣(しんらつ)な政治批判や鋭い社会時評の目をもった女性だった。同志社大学教授・佐伯順子編『一葉語録』(岩波現代文庫)を読めばわかる。『塵中(じんちゆう)日記』明治二十六年十二月二日の一節には「半夜、眼をとぢて静かに当世の有さまをおもへば…」とある。
▼それを佐伯さんの現代語訳で読むと、「外交では対韓事件で…こちらの理屈が正しいのに相手に負けてしまうというのは、侮られているからではないか。不平等な条約はぜひとも改正せねばならない」とし、党派争いの政治家を批判していた。一葉は憂国の“新しい女”だった。
・・・対韓?どうしてもそれに話をもっていきたいんだなあ…(溜息)
樋口一葉の言葉の引用しとくよ。
「外は様々に憂い多かるを、内は党派の争いに議場の神聖を損い、自利を計りて公益を忘るる輩、数えれば指も足るまじくなん」
これは メッセージ 1 (light_cavalryman さん)への返信です.
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