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世論>産経抄より

投稿者: yokoyama88882003 投稿日時: 2003/03/08 10:46 投稿番号: [632 / 17759]
産経抄   平成15(2003)年 3月 7日[金]

http://www.sankei.co.jp/news/030307/morning/column.htm

「世論が正しいこともあるが、世論に従って政治をやると間違うこともある」と、小泉首相は参院予算委で答弁した。それに対しテレビや新聞が盛んに批判をしている。しかし結論を先に書けば、この見解のどこがおかしい?   大正論ではないか。
  ▼多くの場合、政治が世論に耳を傾けるべきことはいうまでもない。しかしまた、世論にべったり従うだけでは人びとは“パンとサーカス”の要求に傾いていく。それをのめば大衆の顔色をうかがう機嫌とり政治に堕してしまう。時には世論に逆らうことも必要なのである。

  ▼かつて東京都政に“美濃部ブーム”というのがあった。また“青島ブーム”にもわいた。ともに世論の圧倒的支持を受けたが、後に残ったのは膨大な財政赤字だった。ごく最近では「田中真紀子首相待望論」があった。あの世論に従っていれば今ごろどうなっていただろう。

  ▼ジャーナリストのW・リップマンが名著『世論』を書いたのは第一次大戦の後である。そこで彼は、人びとが目や耳にする報道は事実そのものでなく、すでに一定の行動型にステレオタイプ化されたものであることを指摘した。

  ▼世論と報道とはそういう危うい関係を持っているのである。一般論はともかく、小泉首相が直面するイラク問題に移ろう。戦争とくれば、だれだって反対したい。しかし事態は戦争ではなく、国際テロリズムに対する武力行使であり、予防行動なのである。

  ▼反戦デモやスローガンだけで独裁やテポドンを封ずることができるのか。できないために米国を支持する、それが大局的国益だと判断するのなら、首相は断固として世論に逆らえばいい。勇気と信念と責任を持って国民に語りかけたらいいし、語りかけるべきなのである。


●新聞は「世論」じゃないのか。
  一体どの立場からのコメントなのかね。
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