>最適値問題
投稿者: mrmc1964 投稿日時: 2003/12/17 03:23 投稿番号: [3818 / 17759]
>開発者の権利を守らなければならないのは理解できるけれど、もしその安価の薬がなくなれば高価な薬を買えない途上国の人たちにはどんなにすばらしい薬が研究、開発されてもなんの恩恵もない。
adventureoftheultraworldさんがリンクしたように(まだ読んでないけど)、エイズ薬に関する現実の問題では、開発者側が妥協したんだけど、僕は少し違うことを指摘したい。
開発者の取り分をどの程度に設定するかは、確かに大切な問題だけれど、ここでは本質とは言えないね。lovepeacemamaさんが、末節の問題を議論しようとしていることを意識しているんなら、かまわないんだけど、残念ながらそうじゃないみたいだね。
開発者の取り分を決めるのは、一種の最適値問題だ。あまり、開発者の取り分を多くすれば、金持ちしか恩恵を受けない。低くし過ぎれば開発意欲をそぐ。どこかに最適値がある。煎じ詰めればただそれだけのことだね。テクニカルな意味で、実際に最適解を知るのは容易ではないから、場合によっては、エイズ薬のように紆余曲折した上で、落ち着くところに落ち着くんだけどね。
今の話の流れの中での本質は、開発しなければ何も始まらないということだね。薬ができなければ、パイの分配方法を議論しても仕方がない。薬ができさえすれば、紆余曲折があっても、不十分な形ではあっても、時間はかかっても、最終的には弱者も恩恵を受ける。「弱者のところに届くには、紆余曲折があり、不十分で、時間がかかるから、薬の開発など弱者にとっては意味がない」、というのは、似て非なる議論で、まったくの誤りだ。分配方法が難しいからといって、せっかくのパイを捨てたり、パイ職人を地獄に落としたりするのは、ばかげているからね。
あなたが複雑だと思っているものは、「テクニカルな複雑さ」だね。僕が複雑だと言ったのは、意図と結果は直線で結ばれていない、ということだったんだけどね。
これは メッセージ 3803 (lovepeacemama さん)への返信です.
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