“平和ボケ”のお部屋

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心霊写真

投稿者: mild7superlights2000 投稿日時: 2003/09/04 08:04 投稿番号: [2467 / 17759]
父方の祖父が無く亡くなった時の事です。

当時、中学生だった私も両親と共に葬儀に行きました。
高齢の祖父は入退院を繰り返しておりましたので『突然の葬式』と言うよりも
『覚悟していた葬式』であり
親族の間には大きな動揺は無かったと記憶しています。

と、言うより祖母に先立たれていた祖父の死を一番悲しんでいたのは
祖父の愛犬のシロ(オス:雑種)でありました。

シロは通夜の夜も祖父の側から離れません・・・
葬式当日も離れようとしないし棺桶の側にいれば大人しくしていたので
参列者の涙を誘い・・・
そのまま葬儀を執り行いました。

結局、シロは火葬場まで付いて来たのですが・・・
火葬場の職員さんも、「よくある事ですよ」と快くシロが中に入るのを許してくれたのです。

いよいよ、火葬の時になって・・・
本能で察したのかシロは激しく吼え始めました・・・
そして、棺桶を炉の中に入れるのを必死に妨害します。

怒った父は私にシロを連れ出せと命じますが暴れるシロは私の手に負えませんでした。

ところが・・・
そんなシロが急に大人しくなったのです。
そして、火葬場の隅のホノ暗い空間に向かって
尻尾をフリフリ・・・甘えた声で鳴きます。
みんなでシロが見ている方向を見たのですが、誰もいないし、何もありません。

すると、父が!
「親父だ!親父がいるんだ!!!」
と叫びました。
そして、父は
「オイ!カメラ貸せカメラ・・・
  心霊写真が撮れるぞ!!!」
そう言って叔母が持っていた「写るんです」を借りると
パシャパシャと写真を撮り始めした・・・

場違いな父の行動に失笑している親戚もいました。
私は恥ずかしくなって写真を撮り続ける父の側に行って止めさせようとした時です。

カメラで目を隠していた父の頬を涙がこぼれており・・・

「俺にも姿を見せてくれてもいいじゃないか・・・俺は息子じゃないか・・・」
と父の独り言が私の耳に入りました。
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