二話の物語についての感想
投稿者: light_cavalryman 投稿日時: 2003/09/04 00:56 投稿番号: [2461 / 17759]
>さんりんぼうとはさんりんぼうの日にナマモノで儀式をして、
>そのナマモノ を標的の家の敷地に置いて見つからずに腐るとその家が
>廃れると言う マイナー伝統呪術だった。
>(見つかり易そうな所ほど効果大らしい)
“田舎”の無気味さを感じさせる、迫力のある話ですね。
旅人木のお爺さんは、『今昔物語』を想起させたとのことですが、
私は、深沢七郎を思い出したな…。
msg2458 の“都市幽霊譚”と比較すると、こちらに軍配を上げるよ。
素材の素晴らしさも物語りの凄味も、こちらが勝っているでしょう。
msg2458
>私がふと部屋の隅に目をやると
>髪の長い女性がうつむいて立っています。
>私は思わず全身の鳥肌が立つのを感じました。
>しかし、冷静に考えるとおかしな話です。
>当時の私は仕事一本で女性に恨みをかう覚えはありません
部屋の片隅に、髪の長い女が俯いて佇んでいると、それが女の私怨だと
思うところが、ちと理解できない。
「仕事一本」だからこそ、そのような幽霊に遭遇するのだと私は推理する。
>「やっぱり、お前のところにも出たか。
>実はな、最初は俺のところに出たんだ・・・
>俺は怖くなって幽霊にこう言ったんだ!
>『俺は何もできませんからどうか、隣の部屋に行って下さい。』
>って・・・」
同じ幽霊に会ったことにぞっとすべきか、同僚の薄情さにカチンと
くるべきか、ちょっと迷わないでもないが…。
しかし、なんでその同僚は、その幽霊が、君のところより先に
自分のところに現れたと分かったんだろう?
「俺は何もできませんから」って…女の幽霊がその同僚に
何を期待したというのだろうか? その女の幽霊が“期待している”ものを
その同僚は知っていたのだろうか? そしてそれには、なぜ応じられなかったのか?
なぜ、同僚は、その幽霊を追い払うのに、君を利用したのだろうか?
翌日、君が尋ねるより先に、なぜ君に確認しようとしなかったのだろうか?
事実ではなく、創作ならもう一工夫欲しい…。
事実なら、その同僚は問題だと思う。幽霊がこの世に本当に存在するにせよ、
しないにせよ、いずれであろうが、そいつは信頼できないのでは?
それから、その幽霊話が事実なら、私見ではあるが、君にとってその時期は、
結婚をまじめに検討すべき時期だったのでは? それを怠ると好ましくないことが
起こるという警告だったのかも…。
モーパッサンの短編小説に『あいつか?』とかいうタイトルのものがあったのを思い出す。
題名はもしかすると違うかもしれない。遠い昔のことなので、とてもあやふやだ。
一人暮らしの家で夜、幽霊を見てしまった男が、さっさと結婚してしまった話だった
と記憶している。デテールはもうあんまりよく覚えてはいない…。
しかし、素人の暇つぶしの“夜話”としては、(御爺さんにとっては“お茶うけ”かも
しれないが)二作ともかなりよくできていて健闘の部類だと思う。
それなりに、楽しめたし、興味深かった。
>そのナマモノ を標的の家の敷地に置いて見つからずに腐るとその家が
>廃れると言う マイナー伝統呪術だった。
>(見つかり易そうな所ほど効果大らしい)
“田舎”の無気味さを感じさせる、迫力のある話ですね。
旅人木のお爺さんは、『今昔物語』を想起させたとのことですが、
私は、深沢七郎を思い出したな…。
msg2458 の“都市幽霊譚”と比較すると、こちらに軍配を上げるよ。
素材の素晴らしさも物語りの凄味も、こちらが勝っているでしょう。
msg2458
>私がふと部屋の隅に目をやると
>髪の長い女性がうつむいて立っています。
>私は思わず全身の鳥肌が立つのを感じました。
>しかし、冷静に考えるとおかしな話です。
>当時の私は仕事一本で女性に恨みをかう覚えはありません
部屋の片隅に、髪の長い女が俯いて佇んでいると、それが女の私怨だと
思うところが、ちと理解できない。
「仕事一本」だからこそ、そのような幽霊に遭遇するのだと私は推理する。
>「やっぱり、お前のところにも出たか。
>実はな、最初は俺のところに出たんだ・・・
>俺は怖くなって幽霊にこう言ったんだ!
>『俺は何もできませんからどうか、隣の部屋に行って下さい。』
>って・・・」
同じ幽霊に会ったことにぞっとすべきか、同僚の薄情さにカチンと
くるべきか、ちょっと迷わないでもないが…。
しかし、なんでその同僚は、その幽霊が、君のところより先に
自分のところに現れたと分かったんだろう?
「俺は何もできませんから」って…女の幽霊がその同僚に
何を期待したというのだろうか? その女の幽霊が“期待している”ものを
その同僚は知っていたのだろうか? そしてそれには、なぜ応じられなかったのか?
なぜ、同僚は、その幽霊を追い払うのに、君を利用したのだろうか?
翌日、君が尋ねるより先に、なぜ君に確認しようとしなかったのだろうか?
事実ではなく、創作ならもう一工夫欲しい…。
事実なら、その同僚は問題だと思う。幽霊がこの世に本当に存在するにせよ、
しないにせよ、いずれであろうが、そいつは信頼できないのでは?
それから、その幽霊話が事実なら、私見ではあるが、君にとってその時期は、
結婚をまじめに検討すべき時期だったのでは? それを怠ると好ましくないことが
起こるという警告だったのかも…。
モーパッサンの短編小説に『あいつか?』とかいうタイトルのものがあったのを思い出す。
題名はもしかすると違うかもしれない。遠い昔のことなので、とてもあやふやだ。
一人暮らしの家で夜、幽霊を見てしまった男が、さっさと結婚してしまった話だった
と記憶している。デテールはもうあんまりよく覚えてはいない…。
しかし、素人の暇つぶしの“夜話”としては、(御爺さんにとっては“お茶うけ”かも
しれないが)二作ともかなりよくできていて健闘の部類だと思う。
それなりに、楽しめたし、興味深かった。
これは メッセージ 2456 (mild7superlights2000 さん)への返信です.
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