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調査捕鯨 やはり横流し/中日新聞

投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2010/09/07 23:49 投稿番号: [16595 / 17759]
★鯨肉窃盗裁判で仰天事実

★調査捕鯨、やはり横流し/中日新聞8月23日


2008年に環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」の職員二人が、宅配中の鯨肉を盗んだとして窃盗罪などに問われた裁判の判決が9月6日、青森地裁で言い渡される。


二人は当時、鯨肉横領疑惑の「証拠品」として鯨肉を持ち出したのだが、告発と逮捕時は「告発目的なら犯罪も許されるのか」という点ばかりが注目され、横領疑惑は置き去りにされた。


判決を前に、あらためて事件を考えてみると――。(出田阿生)


「調査捕鯨船の船員が鯨肉を横流ししている」という不正行為の疑惑調査は、元船員の内部告発がきっかけだった。

「一番良い魚を家族へ土産にするのは、漁師の常識。でも、クジラは税金を使って捕っているんだし、おかしいと思った」。元船員の50代の男性は、今回「こちら特報部」の取材に応じ、こう話し始めた。


  南極海に船が出るのは毎年11月。翌年4月まで半年間、二百数十人が乗り組む船団がミンククジラなどを追う。捕獲後に計測などの調査をおえると、甲板で解体する。真っ白に湯気が上がる巨体を切り分け、計量して部位別に枠に入れ、冷凍する。


長年売りさばき、自宅を新築「クジラ御殿」


  男性によると、この工程で、ベテランの船員が「こことっとけ」と命令し、肉を取り分ける。特に高級なのが、ベーコンに加工されるウネス(下あごから腹にかけてのしま模様の部分)という部位。これを作業服の袖に隠して部屋に持ち帰り、塩漬けにするという。


  「キロ一万〜一万五千円で買ってもらえると聞いた。それでも市場の半値くらいだから、飛ぶように売れる。百キロくらい持って帰る人もいる。鯨肉を売りさばいた収入で自宅を新築して『クジラ御殿を建てた』と言われる人もいた」


  下船のときに船会社から支給される正規の土産とはまったく別物だという。


  この男性の話を聞いたグリーンピース・ジャパンの職員二人は、08年に調査捕鯨船が日本に帰港した際、船員が自宅あてに送った宅配便の荷物を追いかけ、青森県内の集配所で、段ボール一箱を持ち出した。


  入っていたのは、23.5キロのウネス。職員らは「正規の土産なら冷凍品のはずなのに、常温の状態。


しかも高級な部位が大量に入っている」と、

【船員による横領行為の証拠品として東京地検に告発したが、不起訴処分とされた。】



  職員らは逆に、窃盗と建造物侵入の罪に問われて逮捕、起訴された。


逮捕と同時に捜査員七十数人が出て、東京都新宿区の事務所や自宅など六ヶ所を家宅捜査。こちらの報道が繰り広げられているうちに、

【いつの間にか鯨肉横領疑惑の話は消えてしまった。】



  ようやく俎上に上ったのが、今年2月から始まった裁判だった。


  長年捕鯨船に乗り組んでいた別の元船員が「商業捕鯨の再開を願うからこそ、調査捕鯨のモラル低下を何とかしたい」との思いで出廷。


その中で「船員が鯨肉の持ち出しをしているのを目撃した」


(調査捕鯨の実施主体である財団法人)日本鯨類研究所(=鯨研)の職員が、高価なサンプルだといって持ち帰って(土産用にして)いた」などと証言した。


また、「正規の土産」は8キロまでのはずが、ウネスを23.5キロも自宅に送った理由について、持ち主の船員の説明は二転三転した。


「同僚からもらった」と話したが、その人数は「一人→二人→四人」と変わった後、結局三人に。しかも、名指しされた同僚の一人は「あげてない」と証言した。



  さらに持ち主は「5本あったウネスを半分に切って10本にした」と説明したが、DNA鑑定の結果、同一個体とされたのは7本と3本に分かれ、話が通らなくなった。
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