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死刑廃止に対して寄せられた質問の回答

投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2009/02/05 00:08 投稿番号: [16114 / 17759]
アムネスティの回答


★ 回答

私達は、決して犯罪者の人権を優先して罪のない人の人権を軽んじているつもりはありません。凶悪犯罪者の人権ですらなぜ保護を、と言われますが、私達は、


人権とは全ての人間にあるもので良い人だけでなく悪い人であっても守られる必要があると思っています。


貴方が挙げておられる死刑制度の意味について考えてみたいと思います。



1.このような凶悪犯罪者をふたたび世に出すと、再び罪を犯す可能性があり、多くの人々が危険にさらされる。


再犯を防ぐには、殺さなくても閉じ込めておくことで足ります。現在、与党が導入を検討している仮釈放のない終身刑でもそれは十分です。


ただ、こうした再犯の可能性を理由に死刑であれ、終身刑であれ刑を科すことは、人を、その犯した罪ではなく、これから犯すかもしれない罪で裁くことになります。

【犯罪を犯す可能性は、過去に犯罪を犯したことのない者】にも全てあります。



2.凶悪犯罪を犯したものは死刑になる、という社会的見せしめより、犯罪を抑制している。


フランスが死刑を廃止したときの法務大臣R・バダンテール弁護士は、

【自分が担当した殺人犯から、かつて別の殺人事件で、裁判所を取り囲んで犯人に死刑判決を求めるシュプレヒコールに加わったことがあると聞いて驚いたそうです。】


日本を初め、現在まだ死刑が行われている国において、


死刑に相当する犯罪が後を絶たないということは、少なくともそれらの事件には、犯罪を抑止する力が働かなかったということを示しています。


【死刑に他の刑罰以上の特別な犯罪抑止力があるかということについては、多くの研究が行われてきましたが、その存在は、証明されていません】




3.被害者遺族のあだ討ちを、国家が代行している死刑制度がなければ、被害者遺族が自己の判断によってあだ討ちを行ってしまう危険が高いと思われる。


現在、世界の過半数を超える国で、もはや死刑は行われていませんが、あだ討ちが横行しているとは聞きません。

わが国でも、殺人事件の大半は死刑にはなりませんが、そのことで被害者の遺族のあだ討ちは起きていません。



貴方のご意見は、被告人の犯罪が事実であると完全に証明された場合を前提にもしておられますが、それは本当に可能なのでしょうか。


現在の刑事裁判は、有罪とするには、合理的な疑いを入れないまでの証明を求めています。この基準はそれ自体が、完全な証明が困難であることを意味します。



元最高裁判事の団藤重光氏が死刑廃止を求める理由に、誤判の可能性を挙げておられることは、大変重いものがあります。


【再審で無罪となった免田栄さんたち4人の例に限らず、】


既に執行された事件や現在死刑が確定している事件にも、多くの人から冤罪を指摘されている事件が少なからずあります。


犯罪が完全に証明されることを前提に議論をすることは、机上でしか成立たないものと思います。



【死刑の存在は、罪のない人の安全に役立ってはいません。人から更生する機会を奪うものであり、誤判により無実の人に科せられる怖れのあるものです。】


死刑は、【刑罰として残虐であり、それ自体が新たな殺人です】。

私達は殺人に反対です。


http://homepage2.nifty.com/shihai/QA2.html


★死刑囚養母

http://homepage2.nifty.com/shihai/message/message_masunaga.html
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