排除と利用の身勝手・・
投稿者: dorawasabi5001 投稿日時: 2007/03/24 20:39 投稿番号: [15157 / 17759]
★「日本人」という鉄面皮
○「排除」と「利用」の身勝手な使い分け
石原慎太郎都知事の「三国人」発言に接して、
日本で生活する「外国人」に対してあまりにも身勝手な使い分けをしていることに怒りを禁じえない。一方では、「不法入国者」に犯罪予備軍というレッテルを貼りながら、
他方では、その労働力を利用し続けようとする、という使い分けである。
石原氏は、「不法入国した三国人、外国人の凶悪な犯罪が繰り返されている。震災がおきたら騒擾が予想される」と述べて自衛隊出動の可能性すら示唆した。
この発言は、たとえ石原氏がどのように弁明しようとも、特定の個人や集団ではなく「外国人」一般を危険な存在と思わせる効果をもつ。
本当に犯罪者を取り締まることが目的ならば具体的に対象を特定することこそが必要なのに、この点については曖昧な言い方しかしていない。
他方、石原氏は、今年の年頭のインタビューでこう述べている。
「そのうち必ず移民の時代が来ますよ。そうじゃなきゃ労働力が確保できない。労働力を確保する形で正式に受け入れないと介護だって持たない」
(『朝日新聞』1月3日)。
つまり、外国人の労働力を大いにあてにしてもいる。
「不法滞在者」とは、日本国内でのキツイ労働への需要を埋めるために、事実上滞在を認められてきた人々である。
しかも、医療のチャンスに接する機会さえ奪われながら、
消費税はもとより、「非居住者」という法的地位ゆえに、
収入の二割という高い源泉徴収税を負担している(「所得税法」第169条、第170条)。
彼・彼女たちが「不法」とみなされるのは、石原氏の指摘する通り、一般の未熟練労働者を「正式に受けいれる」ための法制度が整備されていないためである。
二十万人以上に及ぶ「不法滞在者」を完全に排除したら、困るのは日本人でもある。
だから、警察も、「不法滞在者」であることに気づいても、ふだんは見逃している。
しかし、気まぐれのように、摘発に乗り出すこともある。
そして、「不法滞在者」はいったん摘発されれば、留置場に入れられ、運が悪ければさらに拘置所へと送られて、手錠を付けて法廷に引きずり出される。
あるフィリピン人は、警察を見た瞬間にとっさに逃げてしまったために摘発された。
肺の持病が悪くなっていたので、フィリピンに帰ろうとしていた矢先のことだった。拘置所の透明な障害物の向こう側で彼は言った。
「僕は何も悪いことはしていない。家族のために働いていただけだ。オーバーステイ(超過滞在)であることは知っていたけれど、犯罪を犯したわけではない」。
その通りだと思う。
オーバーステイは「不法」であることを認めたとしても、麻薬の販売や強盗とはぜんぜん次元が異なる
。そもそもなぜ日本の内部での出稼ぎは当然のこととしてゆるされているのに、国外からだと「犯罪者」あつかいをされて手錠までかけられるのか。
あの拘置所での面会以来、その疑問が消えることはない。
○「わたしはゴミではない!」
・・・
http://www.jca.apc.org/~komagome/ishihara.htm
○「排除」と「利用」の身勝手な使い分け
石原慎太郎都知事の「三国人」発言に接して、
日本で生活する「外国人」に対してあまりにも身勝手な使い分けをしていることに怒りを禁じえない。一方では、「不法入国者」に犯罪予備軍というレッテルを貼りながら、
他方では、その労働力を利用し続けようとする、という使い分けである。
石原氏は、「不法入国した三国人、外国人の凶悪な犯罪が繰り返されている。震災がおきたら騒擾が予想される」と述べて自衛隊出動の可能性すら示唆した。
この発言は、たとえ石原氏がどのように弁明しようとも、特定の個人や集団ではなく「外国人」一般を危険な存在と思わせる効果をもつ。
本当に犯罪者を取り締まることが目的ならば具体的に対象を特定することこそが必要なのに、この点については曖昧な言い方しかしていない。
他方、石原氏は、今年の年頭のインタビューでこう述べている。
「そのうち必ず移民の時代が来ますよ。そうじゃなきゃ労働力が確保できない。労働力を確保する形で正式に受け入れないと介護だって持たない」
(『朝日新聞』1月3日)。
つまり、外国人の労働力を大いにあてにしてもいる。
「不法滞在者」とは、日本国内でのキツイ労働への需要を埋めるために、事実上滞在を認められてきた人々である。
しかも、医療のチャンスに接する機会さえ奪われながら、
消費税はもとより、「非居住者」という法的地位ゆえに、
収入の二割という高い源泉徴収税を負担している(「所得税法」第169条、第170条)。
彼・彼女たちが「不法」とみなされるのは、石原氏の指摘する通り、一般の未熟練労働者を「正式に受けいれる」ための法制度が整備されていないためである。
二十万人以上に及ぶ「不法滞在者」を完全に排除したら、困るのは日本人でもある。
だから、警察も、「不法滞在者」であることに気づいても、ふだんは見逃している。
しかし、気まぐれのように、摘発に乗り出すこともある。
そして、「不法滞在者」はいったん摘発されれば、留置場に入れられ、運が悪ければさらに拘置所へと送られて、手錠を付けて法廷に引きずり出される。
あるフィリピン人は、警察を見た瞬間にとっさに逃げてしまったために摘発された。
肺の持病が悪くなっていたので、フィリピンに帰ろうとしていた矢先のことだった。拘置所の透明な障害物の向こう側で彼は言った。
「僕は何も悪いことはしていない。家族のために働いていただけだ。オーバーステイ(超過滞在)であることは知っていたけれど、犯罪を犯したわけではない」。
その通りだと思う。
オーバーステイは「不法」であることを認めたとしても、麻薬の販売や強盗とはぜんぜん次元が異なる
。そもそもなぜ日本の内部での出稼ぎは当然のこととしてゆるされているのに、国外からだと「犯罪者」あつかいをされて手錠までかけられるのか。
あの拘置所での面会以来、その疑問が消えることはない。
○「わたしはゴミではない!」
・・・
http://www.jca.apc.org/~komagome/ishihara.htm
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