独総選挙 二大政党後退 左派党躍進
投稿者: kamakura2ss 投稿日時: 2005/09/22 02:07 投稿番号: [11791 / 17759]
9月18日投票のドイツ連邦議会(下院、基本定数598)総選挙の結果は以下のとうり。但し、候補者死亡により選挙が10月2日に延長されたドレスデン選挙区の選挙後に最終議席数が確定されるが、大勢が決まった。
■ドイツ総選挙の暫定開票結果
政党
議席数
得票率
キリスト教民主・社会同盟
225(248)
35.2%(38.5)
社会民主党
222(251)
34.3%(38.5)
自由民主党
61(47)
9.8%(7.4)
左派党
54(2)
8.7%(4.0)
90年連合・緑の党
51(55)
8.1%(8.6)
(
)は前回2002年の結果。左派党は前回は民主的社会主義党
■各政党の性格(色分け)
①キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)=保守系
②社会民主党(SPD)=中道左派
③自由民主党(FDP)=中道右派
④左派党=左派、旧東独政権党の流れをくむ勢力(民主的社会主義党=PDS)にSPDからの離脱組が合流。
⑤90年連合・緑の党=環境政党「緑の党」と東独市民運動から生まれた「90年連合」との合併組織。
■ドイツの選挙制度
小選挙区比例代表併用制と呼ばれているが比例代表制度に近い。基本的には比例代表での得票率に基づき議席配分されるが、小選挙区での当選者数が比例代表の配分議席数を上回った場合は「超過議席」として認められる。このため連邦議会の基本定数(598)を上回ることもあり、前回総選挙では超過議席5となり実際の議員数は603だった。ただ、小党分立を防ぐため、比例議席配分には、小選挙区議席3以上を確保するか、5%以上の得票率が必要だという制約がある
。
■選挙結果の特徴
失業率が10%を超え、経済問題が争点となるなかで、経済停滞への不満が2大政党から離れ、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、社会民主党(SPD)という2大政党とも後退するなかで、自由民主党や左派党が前進・躍進した。
なかでも、シュレーダー首相による失業保険の給付抑制に真っ向から反対した左派党が得票率で倍化、議席を2→54議席へと躍進したのが目立つ。
※選挙分析については時間あれば続きを述べたい。
これは メッセージ 11642 (kamakura2ss さん)への返信です.
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