>人体の不思議展
投稿者: hendazo04 投稿日時: 2004/01/07 10:08 投稿番号: [1591 / 9338]
横レス失礼。
子供の頃に観たヒッチコックの短編で興味深いのがありました。以下薄い記憶ですのでぼくの思い込みも入れて再現してみます。
「シーンは大病院の手術室。一人の女性患者が手術台に横たわり、彼女を囲んで数人の医者がまもなく執刀に入るところです。
医者たちの会話から、この患者は世間から受け入れられないほど顔の造形が醜く(エレファンとマン的に?)、人道主義者の医者たちは何とか彼女に人並みの生活を送らせたいと、整形手術を施す直前であることが分かる。
ある医者は科学的に、何が原因で人間の顔面筋肉がこのような造形になるのか、またある女医は、可愛い子供と幸せな家庭を持つ自分と同じように彼女にもなって欲しいと心優しく願っている。
そしてこのような症例が最近散見されることに医者たちは危惧と恐れを抱いていた。
ドラマの大半はこの手術室の1室での医者たちの会話に終始する。
しかし何かのアクシデントが起こり、カメラはその女性患者が手術を拒否して病院の廊下を必死に逃げ惑う後姿を追う。
そして帽子にマスクの医者たち。
追い詰められた女性がついにカメラに向かって振り向く。
彼女の顔は、・・しかしそれは我々が理解するところの美人であった。
一方マスクをはずして追跡する医者たちの顔は全員二目と見られない醜悪な顔を持っていたのです。」
これでドラマは終わりです。さすがヒッチコック、唸らされるでしょう。
さてある人は、他の動物に自意識があったら、例えば蛇は自分の姿形を醜いと考えるはずがない、と美の普遍性に対して疑問を呈します。
これがヒッチコックの狙い=テーマでしょうがもうひと捻りして、執刀する医者たちが自分の醜さを理解していたとしたら、(つまり何かのアクシデント的疾患から人類のほとんどがぼくたちの基準で醜くなってしまった)もう一つ恐ろしい人間心理の暗闇を覗かしたことになる。
自分と同じような幸せを患者に望んでいたはずの女医の心底は、実は本当の美人が許せなかった。美しい患者の顔を自分と同じように醜くすることを熱望していた。
ぼくがここまで考えたとき、なぜか空蝉さんの顔を想像しました。
これは メッセージ 1580 (utusemi1313 さん)への返信です.
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