何故、嫌いな日本人に成り済ますのか?

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敦盛

投稿者: rie2378 投稿日時: 2012/03/17 07:29 投稿番号: [6204 / 6355]
今回は十六歳の若さで散った平家の公達
平の敦盛を

敦盛(あつもり)

治承八年、源氏と平家の戦いは最終章へと
向かっていた、一の谷では義経の鬼神をも凌ぐ
働きによって源氏の大勝利に終る

平家の軍勢は悉く海上に追われ、屋島へと落ちて
行った、もはや平家の命運も風前の灯火

この時逃げ遅れた武将が一騎、馬に跨ったまま
軍船を目指して入水しようとしていた

あいや   待たれよ、引き戻りて
勝負つかまつらん

それがしは源氏の郎党、熊谷直実と申す

馬上の武者は思わず振り返った、ここで敵に背を
見せるは末代までの恥辱、死するより耐え難し

我は平経盛が三男、平の敦盛なり
一手、御相手申す

組み打つ内に、平家の公達と荒くれ武者の差は
歴然となった、ややあって敦盛を組み伏せた
直実は

これは何とした事、まだ十五、六の
若武者ではないか

それに気品に満ちた御顔立ち
これは迂闊であった

直実は後悔した、しかしもう遅かった、続々と
味方の兵が集まり、この若武者を逃がすのは
叶わなかった

敦盛殿、我せがれと同じ年端の貴殿の
首を落とすは、何としても忍びない  

死せるともこの直実、必ず菩提を
弔い申す、これも定め、許されよ

遠慮は御無用、早く首を打たれるがよい

敦盛の首を落とした直実は声を上げて泣いた
我悪縁を呪う他はなかった

悲しみに打ち震え亡骸をそっと抱き起こすと
一さしの笛が落ちてきた

そうか、昨夜の笛の音は敦盛殿であったか
東国武者には覚えもつかぬ風雅の御振る舞い

何と無慈悲な事をしたのか
我、畜生道に落ちるは疑いなし

この後直実は出家し、生涯をかけて敦盛の菩提を
弔った、この出家の際の心境を詠ったのが信長が
好んで有名な敦盛である

人間五十年   化天の内をくらぶれば
夢幻の如くなり

一度生をうけ 滅せぬ者のあるべきか

名笛青葉と供に散った平家の公達、平の敦盛
享年十六歳

これは余ほど人の心を打ったのか、後世に渡り
芸能の世界にも伝えられた

人々は平家滅亡の憐れさを、この敦盛に重ね
合わせて見たのかも知れない
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