何故、嫌いな日本人に成り済ますのか?

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Re: 黄金の碑

投稿者: rie2377 投稿日時: 2011/07/09 07:01 投稿番号: [5986 / 6355]
neonanashinogonbeさん、読ませて頂きました

樋口少将のくだりは胸が熱くなりました
これぞ武士道、日本魂、そんな気にさせられ
ます

そこで似たような話を、これは映画
『バルトの楽園』で詳しく描かれています

第一次世界大戦中、青島で敗れたドイツ兵は
徳島県鳴門市の板東俘虜収容所に収容された
 
収容所所長、松江中佐は会津出身、戊辰戦争で
敗れ北へ北へ逃れた辛い幼少の頃の記憶を
忘れなかった

会津藩士の父親から言われていたのは
敗れたりと言え会津魂、忘れるべからず

勝敗は時の運   勝者があれば敗者もある
この精神でドイツ兵とも接してきた

収容所は開放的で、近辺の村人とも交流を深め
夏ともなれば大勢の村人が収容所を訪れ
盆踊りなどを楽しんだ

ドイツ人はバイオリン、体操などを子供達に教え
収容所の中ではパンの自家製造、新聞の発行
さらにクリスマスにはワイン、鶏肉もふるまわれた

こうなれば予算が要る、当然軍に呼び出され
何度も詰問を受ける

この非常時に、捕虜にさく予算などない
何を考えているのか

しかし中佐は怯まなかった

捕虜と言えども人間です、彼等も人間らしい
扱いを受ける権利があります

万一戦争が終了し、国に帰った彼等が
日本での待遇に不満を述べれればわが国に
とって、それこそ失態になりましょう

何卒御再考を

これで予算は今まで通りになった

やがて戦争は終わり、ドイツの敗北が捕虜にも
伝えられた

気落ちする兵士に、中佐は檄を飛ばす

確かに君等は今回敗北した、但しこれで
総てが終わった訳ではない

国に帰って祖国復興に努めて貰いたい

これを聞いたドイツ兵はみな涙を流していた

やがて帰還が迫ると、捕虜達は地域の村民
収容所の日本人、取り分け松江中佐に感謝を
込めて第9を演奏しようと言うことになった

楽器集めからリハーサルを繰り返し当日が
やってくる

それは日本で始めての第9でもあった、村民も
感動し拍手が鳴り止まなかった

最後に挨拶したドイツの司令官は

我々は捕らえられ辛い月日を過ごすと
覚悟していた

しかしそれは杞憂に終わり、思ってもいない
待遇を受けた、板東のみなさん、そして
松江閣下に感謝を申しあげます

ここは失望の地ではなく、希望の地であり
バルトの楽園はここ板東だった
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