お市と娘達
投稿者: rie2377 投稿日時: 2010/10/09 07:29 投稿番号: [5751 / 6355]
来年の大河ドラマは於江(おごう)だそうで
収録も始まった頃でしょう
そこで母親、お市の方を
二回に分けて
お市と娘達
信長の妹お市の方、大変な美貌の持ち主で
家臣団の羨望の的であった
そうした家臣達の眼差しを知ってか知らずか
お市の方は永禄十年、信長の命により
近江小谷城主浅井長政に嫁ぐ
この婚姻で一番落胆したのが、籐吉郎
秀吉であった、雲の上の御方と分かって
いても、募る慕情は隠しようが無かった
お市様が御幸せならば、ぜひも無し
やがて秀吉はおねを嫁として迎え
二人三脚で出世街道を邁進する
一方小谷のお市は、優しい夫長政と
睦まじく平穏な日々を送っていた
しかしここにも戦国の荒波が押し寄せる
兄信長と夫が対峙し、合戦は免れぬ事に
なったのである、天正元年両者は激突し
小谷城は陥落、長政は自刀を決意する
お市も後を追うべく、長政に願い出る
殿、何卒、お市も御供を
長政はお市に向い、諭すように
お市よく聞くが良い、わしの後追いは許さぬ
その方が自害致せば
幼き子は何とする
年葉もいかぬ子を、父はおろか母なし子に
致すつもりか
それに、そなたは信長殿の愛しい妹御
粗略にはされますまい
殿、そうは仰られても悔しゅう御座います
兄は兄、わらわはわらわ
殿と一緒に、参りとう御座います
ならぬ、わしの今生の願いじゃ
どうか聞き届けてくれ
お市は、長政の遺言ともいえる言葉に
従う他はなかった
信長の元に娘三人と共に身を寄せたお市に
再び家臣団は色めき立った
取り分け秀吉は、何かとお市に便宜を図り
付け届けを繰り返していた
しかし、お市は大の秀吉嫌い
わらわは、猿の顔など見とうもない
二度と進物など無用じゃと伝えてたもれ
されどお方様、秀吉殿は御味方の中でも
一、二を争う大大名
あまりじゃけんになされては
かまわぬ、元はと言えば兄上の草履取り
何を恐れる事があろうか
この時お市には、この後降りかかる
過酷な運命を知る由もなかった
柴田勝家に嫁ぎ、共に過ごす穏やかな日々も
そう長くは続かなかった
天正十年六月、本能寺で信長が明智光秀の
謀反により変死を遂げると、山崎の合戦で
光秀を討ち果たした秀吉は柴田勝家に
牙を剥いたのである
秀吉は勝家の居城北ノ庄を攻め
城は落城寸前となった
此度こそ、小谷の二の舞は繰り返すまい
これは メッセージ 1 (beiowolf119jp さん)への返信です.
固定リンク:https://yarchive.emmanuelc.dix.asia/1143582/2bf8na1a27ya4a4a4jffckdcbfma4kc0aea4jbaqa4dea49a4na4aba1a9_1/5751.html