走る竜馬
投稿者: rie2376 投稿日時: 2010/04/17 07:49 投稿番号: [4739 / 6355]
幕末物、3本目はやはり竜馬
走る竜馬
暮れも押し詰まったある晩の事
夕闇迫る京の街を駆け抜ける
一人の男がいた、名前は
坂本龍馬、目指すは長州藩邸
慶応二年十二月十八日
龍馬の
斡旋により実現した薩長会談は
不調に終わり、薩長同盟は夢と
消えようとしていた
下関から急遽駆けつけた龍馬は
桂小五郎に談判する
桂さん、小さな面子に拘る時ではない
何故それが分からない
両藩が力を合わせてこそ事は成就する
桂が答える
坂本君、それは分かっている
但し、我が方から薩摩に同盟を
申し出ることは出来ない
先年の恨みがあり、藩内が納得しない
長州は先の蛤御門の変で薩摩に破れ
多くの死傷者を出していた
桂さん、万一薩摩から申し出があれば
受けると言われるか
如何にも、それなら皆も得心しよう
承知した!
再び竜馬は走る
その頃薩摩藩邸の西郷は、会談不調を受け
国元に戻る準備をしていた、西郷に会った
竜馬は息を切らせて
西郷さん、長州には遺恨があり
自ら同盟を言い出せない
ここは、面子を捨て薩摩から
申し出を御願いしたい
西郷さん、日本の為是非承知して欲しい
西郷は暫く無言であった
やがて一刻も
経つ頃 口を開く
坂本君、分かり申した
君の言う通りにしよう
桂さんには、君から伝えてくれ
西郷さん
竜馬は西郷の手を取り暫く
放そうとしなかった
これから三日後、薩摩藩邸にて再び
薩長会談が行われた
見届け人は
無論竜馬であった
会談は成功しここに薩長同盟が
成立したのである
この時維新が現実の物となった
両藩は貿易でも協力する
長州は最新の武器を手に入れ、薩摩は
不足していた兵糧米を手に入れた
竜馬は運搬船を調達し、仲立ちを果たしている
竜馬の果たした役割は大きかった
後に竜馬が起草した船中八策は
新国家体制の基本となった
京の街を駆け抜けた坂本竜馬
その脳裏に浮かんでいたのは
日本を今一度、せんたく
いたしたく候(そうろう)
国内が混乱すれば列強が牙をむいて来る
龍馬は諸藩をまとめ、列強に対抗出来る
効率的な政府を作りたかった
国を富ませ、世界を相手に貿易をやる
竜馬が作った日本で最初の貿易会社
亀山社中、その夢は現在大商社に
引き継がれ、日本の経済を支えている
桂浜で竜馬は何を想っているだろうか
これは メッセージ 1 (beiowolf119jp さん)への返信です.
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